アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

狭山の黒い闇に触れる 711

(被害者の遺体が発見されたときの模様。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2240丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=大野喜平(六十歳・会社員) * 山上弁護人=「あな…

狭山の黒い闇に触れる 710

(この写真は芋穴であるが、大野喜平作成の実況見分調書添付写真と同一かどうかは確認出来ない。従ってイメージとして載せておく。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2234丁〜…

狭山の黒い闇に触れる 709

(荒縄・木綿細引紐のようす) (木綿細引紐の長さ。-大野実況見分調書による- 写真は"狭山差別裁判・第7集 部落解放同盟中央本部編、部落解放同盟中央出版局"より引用) 【公判調書2231丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=大野喜平(六十歳・会社員) …

狭山の黒い闇に触れる 708

(被害者の両足はこの木綿細引紐で縛られており、その一端は荒縄につながっていた) (写真三点は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2228丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=…

狭山の黒い闇に触れる 707

(被害者の遺体に巻きつけられていた荒縄。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2226丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=大野喜平(六十歳・会社員) * 橋本弁護人=「次…

狭山の黒い闇に触れる 706

(掘り出された遺体の縄の状態。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2222丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=大野喜平(六十歳・会社員) * 橋本弁護人=「さらに実況見…

狭山の黒い闇に触れる 705

(農道に埋められていた遺体の頭部に接する位置から、人頭大の玉石が掘り出されている。小石さえも見い出し難い関東ローム層の土質からみて、現場にたまたま存在した石とは考えられないという。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中…

狭山の黒い闇に触れる 704

(五月四日、当時の入間川駅近くの畑の中の農道から被害者の遺体が発見された。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2216丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 * 裁判長=「『…

狭山の黒い闇に触れる 703

(被害者の遺体を発掘する埼玉県警機動隊員ら。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2213丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=大野喜平(六十歳・会社員) * 橋本弁護人=…

狭山の黒い闇に触れる 702

(被害者の手を縛っていた手拭い。五十子米穀店が年賀用に配ったもの。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2211丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=大野喜平(六十歳・…

狭山の黒い闇に触れる 701

(被害者の遺体を発掘する埼玉県警機動隊員ら。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用) 【公判調書2206丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」 証人=大野喜平(六十歳・会社員) * 裁判長=「あ…

狭山の黒い闇に触れる 700

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2203丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」⑦ 証人=清水利一(五十六歳・会社員) * 石田弁護人=「ところで狭山警察署で、河本検察官と一緒に取調べをしたことはありませんか」 証人=「河本さんというのは若い検事さんです…

狭山の黒い闇に触れる 698

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2195丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」⑤ 証人=清水利一(五十六歳・会社員) * 石田弁護人=「石川一雄君が捜査の対象として登場した時のことを聞いてるんですが、それは捜査上の何らかの出来事と関連をを持っているの…

狭山の黒い闇に触れる 697

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2192丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」④ 証人=清水利一(五十六歳・会社員) * 石田弁護人=「あなたは捜査の幹部として、いろいろな指揮をなさったり証拠資料の検討をなさっておったようですが、結論からお伺いします…

狭山の黒い闇に触れる 696

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2189丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」③ 証人=清水利一(五十六歳・会社員) * 石田弁護人=「石川一雄君が五月二十三日に逮捕されておりますが、それまでの間あなたは主としてどんな仕事をなさっておられたでしょうか…

狭山の黒い闇に触れる 695

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2187丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」② 証人=清水利一(五十六歳・会社員) * 石田弁護人=「最初その捜査に関与されるようになったのは、いつ頃からでしょうか」 証人=「事件が発生しまして、善枝さんの死体が見つか…

狭山の黒い闇に触れる 694

「〜この事件は証拠も少ないし、面倒である。この事件の取調主任官は、熊谷の二重犯人の逮捕事件の責任者であったから、若しこの事件が裁判所へ行った場合、こういう取調主任官が調べたんだから無理があったんではなかろうかと思われてはいけないから、この…

狭山の黒い闇に触れる 693

【公判調書2175丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」 証人=斉藤留五郎(五十歳・警察官) * 裁判長=「証人は昭和四十一年六月五日に高血圧で倒れ、三十六日間意識不明、その後二か月入院したということだが、その後いつ頃から出勤しているのですか」 証人=…

狭山の黒い闇に触れる 692

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2173丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」 証人=斉藤留五郎(五十歳・警察官) * 福地弁護人=「あなたが手伝っていた取調班の中に大宮の主任という警察官がいませんでしたか」 証人=「名前は何というのですか」 福地弁護…

狭山の黒い闇に触れる 691

【公判調書2168丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」 証人=斉藤留五郎(五十歳・警察官) * 福地弁護人=「あなたが担当した聞込みで上司に報告するような事実がありましたか」 証人=「毎日報告書は出していましたが、現在特に覚えていることはありません」…

狭山の黒い闇に触れる 690

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2165丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」 証人=斉藤留五郎(五十歳・警察官) * 裁判長=「証人の警察官としての経歴を述べてください」 証人=「昭和二十二年六月埼玉県巡査を拝命、飯能警察署に外勤として昭和三十四年…

狭山の黒い闇に触れる 699

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2199丁〜】 「第四十四回公判調書(供述)」⑥ 証人=清水利一(五十六歳・会社員) * 石田弁護人=「私が聞いているのは、一般的な煙草のあれではなくて唾液検査のために吸わせたことがあるかないかということなんです。わか…

狭山の黒い闇に触れる 689

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2162丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑯ 証人=中 勲(五十七歳) * 裁判長=「足跡について群馬県警の足跡の専門家に鑑定してもらったという風に述べたが、それは何という人ですか」 証人=「名は忘れました」 裁判長=…

狭山の黒い闇に触れる 688

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2160丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑮ 証人=中 勲(五十七歳) * 宮沢弁護人=「初動捜査の頃、被害者が生きている場合と死んでいる場合の両方を想定して両面捜査をした、と言いましたね」 証人=「これは当然だと思…

狭山の黒い闇に触れる 687

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2157丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑭ 証人=中 勲(五十七歳) * 福地弁護人=「あなたは先ほど山上弁護人の問に対して玉石については全然記憶がないと言ったけれども、前回この法廷で証言した時はそういう風には言っ…

狭山の黒い闇に触れる 686

【公判調書2155丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑬ 証人=中 勲(五十七歳) * 石田弁護人=「豚屋の犬が七匹いるという趣旨のことを言いましたが、あなたは豚屋のスコップがなくなったという報告を部下から受けたのですね」 証人=「はい」 石田弁護人=…

狭山の黒い闇に触れる 685

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2151丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑫ 証人=中 勲(五十七歳) * 山上弁護人=「あなたは先ほどの主任弁護人の尋問に対しては玉石については記憶がないという風に述べたが、石みたいなものがあるとの報告は受けたので…

狭山の黒い闇に触れる 684

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2148丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑪ 証人=中 勲(五十七歳) * 主任弁護人=「石川君が川越署分室に移されたのちも、あなたは堀兼の捜査本部に行ったり川越署分室に行ったり、時には狭山署に行くということもあった…

狭山の黒い闇に触れる 683

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2145丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑩ 証人=中 勲(五十七歳) * 主任弁護人=「六月二十五日に単独犯であるという捜査発表をした、ということはこの前あなたは言いましたね」 証人=「はい」 主任弁護人=「石川君が…

狭山の黒い闇に触れる 682

(狭山事件裁判資料より) 【公判調書2143丁〜】 「第四十三回公判調書(供述)」⑨ 証人=中 勲(五十七歳) * 主任弁護人=「被害者が行方不明になる当時持っていたという物がどういう物であったかを確定できるようになったのはいつ頃ですか。たとえば、自転車は…