アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

狭山の黒い闇に触れる 864

【公判調書2707丁〜】 「第五十二回公判調書(供述)」 証人=青木一夫(五十六歳・川越市役所臨時嘱託) * 福地弁護人=「(記録第七冊二一一四丁、六月二十七日付供述調書添付図面の内(2)を示す)この図面は何を説明してる図面でしょうか」 証人=「これも時計…

狭山の黒い闇に触れる 863

【公判調書2706丁〜】 「第五十二回公判調書(供述)」 証人=青木一夫(五十六歳・川越市役所臨時嘱託) * 福地弁護人=「(記録第七冊二〇七五丁、六月二十四日付供述調書添付図面を示す)その図面を見て下さい。この図面は何を説明する図面でしょうか」 証人=…

狭山の黒い闇に触れる 862

【公判調書2703丁〜】 「第五十二回公判調書(供述)」 証人=青木一夫(五十六歳・川越市役所臨時嘱託) * 福地弁護人=「(記録第七冊二〇四九丁、六月二十三日付供述調書添付図面を示す)この図面を見て何が書いてあるか、およそ思い出せますか」 証人=「これ…

狭山の黒い闇に触れる 861

【公判調書2696丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=青木一夫(五十五歳・川越市役所臨時嘱託) * 福地弁護人=「長谷部さんが立会人になっているというような記憶はないですか」 証人=「ありません」 福地弁護人=「あなたは清水輝雄という警察官を…

狭山の黒い闇に触れる 860

【公判調書2694丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=青木一夫(五十五歳・川越市役所臨時嘱託) * 福地弁護人=「じゃそれを前提にして、関源三さんに三人共犯の自白をしたことはご存じですね」 証人=「はい」 福地弁護人=「何月何日であるか記憶あ…

狭山の黒い闇に触れる 859

【公判調書2688丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 * 証人=青木一夫(五十五歳・川越市役所臨時嘱託) * (続く)

狭山の黒い闇に触れる 858

(写真は"劇画・差別が奪った青春"部落解放研究所・企画・編集より引用) 【公判調書2686丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 山上弁護人=「青木さんおったんですか」 証人=「いや、誰かおりましたが青木さんじゃないような」 山上弁…

狭山の黒い闇に触れる 857

【公判調書2683丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 石川一雄被告人(以下、被告人と表記)=「先ほど取調べ中に大宮の方で事件があって、殺人事件が起きて席を外したとか」 証人=「それは石川君の聞き違いじゃないですか、殺人事件があ…

狭山の黒い闇に触れる 856

【公判調書2681丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 石川一雄被告人(以下、被告人と表記)=「記念写真の件についてですが、これはこの前当法廷で証人に質問したんですけれども、記念写真は六月の再逮捕される二、三日前、記念写真を証…

狭山の黒い闇に触れる 855

【公判調書2678丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 石田弁護人=「証人が昭和三十八年六月二十日付で作成した検察官手持ちの、強盗強姦殺人ならびに死体遺棄事件の被疑者の取調べ状況についてと題する狭山署長宛の書面をもう一度見て…

狭山の黒い闇に触れる 854

【公判調書2675丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 山梨検事=「この書面はあなたの作成したものに間違いありませんか」 証人=「間違いありません」 山梨検事=「これは六月二十日午後七時五十分川越警察署分室第一号取調室で関源三…

狭山の黒い闇に触れる 853

【公判調書2673丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 裁判長=「それは従来随分出て来ているんですが」 佐々木哲蔵弁護人=「この証人がどういう点を証人のご見解として"へま"な捜査という風に言っておられるのかということを、一般に…

狭山の黒い闇に触れる 852

【公判調書2664丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 橋本弁護人=「話は変わりますが、佐野屋付近に五月三日に出向きましたね、犯人逃走の後に」 証人=「ええ、行きました」 橋本弁護人=「そして前回の証言によりますと、そこで足跡…

狭山の黒い闇に触れる 851

【公判調書2659丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 (続く)

狭山の黒い闇に触れる 850

【公判調書2653丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * (冒頭、長谷部梅吉の証言より始まる) (続く)

狭山の黒い闇に触れる 849

【公判調書2650丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 ・・・証人=長谷部梅吉への尋問はここで一旦終える。どうやら昼休暇を挟み午後から再開する模様である。公判調書の丁数で言えば2621丁から2653丁までが午前中に行なわれた尋問であり、そ…

狭山の黒い闇に触れる 848

【公判調書2646丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * 橋本弁護人=「青木警部が主で、あなたがそれに補助なんですか、そういう形でついておって調べを続けておったんですね」 証人=「はい」 橋本弁護人=「そこにその関さんが入って来…

狭山の黒い闇に触れる 847

(昭和三十八年当時の狭山市近郊。写真は狭山事件公判調書資料より) 【公判調書2642丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * (続く)

狭山の黒い闇に触れる 846

【公判調書2634丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * (続く)

狭山の黒い闇に触れる 845

【公判調書2630丁〜】 「第五十一回公判調書(供述)」 証人=長谷部梅吉 * (続く)

狭山の黒い闇に触れる 844

(写真二点は"狭山差別裁判 第三版 部落解放同盟中央本部編"より引用) * 『農村地帯の特色で住民の口は予想以上に堅く、また何らかの血のつながっている家が多いため言葉をにごし、ベテラン刑事たちもホトホト手を焼いているほど。地元有力者の一人は「わ…

狭山の黒い闇に触れる 842

「1950年に養成が始まった速記官は各地の裁判所に配置され、和歌山地裁で99年から約3年7カ月に及んだ毒物カレー事件の公判でも活躍。しかし志願者が減るとともに、国内産タイプライターの製造台数も少ないことから、最高裁は98年に新規養成を停止。97年に852…

狭山の黒い闇に触れる 843

(ドキュメント狭山事件=佐木隆三著。私の所有する本は焼けがひどく、煙草の煙に燻され、さらに何度となく酒をこぼし、おでんの汁もしみている。予備としてもし古本屋の均一台で見つけたならば購入しておこう) * 『昭和四十九年五月二十三日の、東京高裁に…

狭山の黒い闇に触れる 841

休日は某公園のお気に入りのベンチで昼寝。陽の光を浴び風の音、鳥の鳴き声など聴きつつ広大な池に目を向けると、鴨たちが何かをついばんでいた・・・。 * 【公判調書2605丁〜】 「第五十回公判調書(供述)」 証人=飯野源治(四十二歳・警察官=狭山警察署勤務)…

狭山の黒い闇に触れる 840

【公判調書2590丁〜】 「第五十回公判調書(供述)」 証人=飯野源治(四十二歳・警察官=狭山警察署勤務) * (続く) * 全く裁判内容とは関係ないが、掲載写真の上から五枚目(丁数2603)、その十行目に「うなずく」とあり、これは弁護人の問いに対する証人の反…

狭山の黒い闇に触れる 839

【公判調書2596丁〜】 「第五十回公判調書(供述)」 証人=飯野源治(四十二歳・警察官=狭山警察署勤務) * (続く)

狭山の黒い闇に触れる 838

【公判調書2590丁〜】 「第五十回公判調書(供述)」 証人=岸田政二(五十七歳・自動車教習所管理者) * 証人=岸田政二に対する尋問はこれで終え、次回より証人=飯野源治に対する尋問が始まる。 * ところで、引用写真の上から十枚目(丁数2594)で触れられて…

狭山の黒い闇に触れる 837

(写真は"劇画・差別が奪った青春=部落解放研究所"より引用) 【公判調書2587丁〜】 「第五十回公判調書(供述)」 証人=岸田政二(五十七歳・自動車教習所管理者) * (続く)

狭山の黒い闇に触れる 836

脅迫状の入っていた封筒。封筒の宛名は「少時様」と書かれた部分が消され、「中田江さく」と書き直されていた。この「中田江さく」という書き直された宛名は、被害者の父親「中田栄作」を指すのであるが、その脅迫状の文面はもとより、宛名にすら当て字を用…

狭山の黒い闇に触れる 835

(石田養豚場。写真は狭山事件資料より) 【公判調書2580丁〜】 「第五十回公判調書(供述)」 証人=岸田政二(五十七歳・自動車教習所管理者) * 山上弁護人=「それから、石田豚屋の関係を、いろいろ出入りしている人の唾液、筆跡等を調べたというような前回証…