アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 230

『3.A : 狭山市 沢四  横田 権太郎』『B(一)昭和三十八年五月一日午後、証人および長男夫婦ら三、四人は、自白で被害者を捕まえ連行したという道から遠くない「窪の畠」で仕事をしていたが、その際被告人らの姿を見ていない事実。(二)1.の証人のB二、に同じ』『C(一)昭和三十八年五月一日午後、「窪の畠」て仕事をしたことがあるか。一緒に仕事をした人はいるか。その畠はどこか。(二)仕事には自動車で行ったか。車はどこに駐めて置いたか。(三)仕事をしている間に雨が降ってきたか。(四)仕事をしていた畠から、四本杉の雑木林へゆく道が見通せるか。その道を被告人ら二人連れが通るのを見たか。(五)その他関連する事項』『D : 二十分』…………………(続く) ・・・ やはりここでも現場周辺で農作業をしていた人々が証人として請求書に記載されている。石川一雄被告人の自白が本当であれば、その犯行経緯はこういった不特定多数の、野良仕事をこなす様々な人達の目に触れはしないだろうか。事件当日西武線ガード下に一人立っていた被害者については目撃者がおり、その証言は詳細を極める。にもかかわらず、祭りで賑わう神社脇を制服姿の女生徒と大人の男が通過し、農作業者が点在する砂利道を歩き雑木林へ到達するまで、誰一人この二人連れの目撃者が存在しないという事実は異様である。                                                                                                                                               

事件当時の「荒神さま」。平日は閑散としているが・・・

五月一日ともなると大盛況である。だが祭りに来ていた人々の誰一人として、被害者の女生徒も含め石川一雄被告人を目撃した者はいない。(写真は “無実の獄25年狭山事件写真集 部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部編 解放出版社”より引用)