アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

狭山の黒い闇に触れる 1167

○五月四日、被害者の遺体が発見された。 【公判調書3615丁〜】 「第六十五回公判調書(供述)」 証人=高橋乙彦(四十七歳・警察官。事件当時は埼玉県機動隊分隊長) * 藤田弁護人=「先ほど死体発見後の山狩りで、カバンなんかを捜す目的だったということを仰…

狭山の黒い闇に触れる 1166 不具合

昨日ブログを更新したところ、ブログ管理画面では更新が完了されているのだが、「はてなブログ」の見開き画面にはそれが反映されてない状態となった。これでは今、このブログが一体どういう状況に置かれているのか、当方のしょぼいネット環境では果たして記…

狭山の黒い闇に触れる 1164

(写真は第一見取図) 【公判調書3608丁〜】 「第六十五回公判調書(供述)」 証人=高橋乙彦(四十七歳・警察官。事件当時は埼玉県機動隊分隊長) * 橋本弁護人=「(前同、当審第一回検証調書添付第一見取図を示す) 記憶喚起のために言うのですが、死体を発見し…

狭山の黒い闇に触れる 1163

○狭山事件に関する書籍には事件当時撮影されたと思われる写真が多数載っている。しかしその撮影日時は不記載であり、捜査当局による捜査報告書・調書とはその質の低さが一目瞭然である。 さて、事件当時の芋穴の写真は複数存在し、どの写真がより当時の状態…

狭山の黒い闇に触れる 1162

芋穴と桑の木。石川被告人の自供によれば、被害者を殺害後この芋穴に逆さ吊りにし、その縄の端を写真右側に見える桑の木に結びつけたという。 この後、被告人は被害者宅へ脅迫状を届けに向かったとされる。なぜ逆さ吊りかという疑問は捜査関係者らは全く持た…

狭山の黒い闇に触れる 1161

遺体発見現場近くの芋穴。これは収穫した芋を貯蔵するための穴である。 【公判調書3602丁〜】 「第六十五回公判調書(供述)」 証人=高橋乙彦(四十七歳・警察官。事件当時は埼玉県機動隊分隊長) * 城口弁護人=「芋穴は誰が発見なさったんですか」 証人=「…

狭山の黒い闇に触れる 1160

機動隊および消防団員による山狩りの模様。写真は"無実の獄25年・狭山事件写真集=部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部・編、解放出版社"より引用。 なお、これほどの徹底した捜索にもかかわらず、のちに死体発見現場から百五十メートルも離れていない麦畑…

狭山の黒い闇に触れる 1159

『老生による原文(公判調書第二審)引用作業は常に泥酔状態で行なわれるが、中身は概ね正確である』 * 【公判調書3597丁〜】 「第六十五回公判調書(供述)」 証人=高橋乙彦(四十七歳・警察官。事件当時は埼玉県機動隊分隊長) * 裁判長=「あなたはこの石川…

狭山の黒い闇に触れる 1158

『老生による原文(公判調書第二審)引用作業は常に泥酔状態で行なわれるが、中身は概ね正確である』 * 【公判調書3592丁〜】(昭和四十七年) 「上田政雄鑑定書に対する意見」(検事) 第四、胃内容物の消化時間について 本件死体の死後経過時間については、五十…

狭山の黒い闇に触れる 1165

(芋穴の内部) (芋穴の蓋。その上にはビニールの切れ端と木の棒が見える) 【公判調書3610丁〜】 「第六十五回公判調書(供述)」 証人=高橋乙彦(四十七歳・警察官。事件当時は埼玉県機動隊分隊長) * 橋本弁護人=「(前同原審記録第二冊大野喜平作成名義の実況…

狭山の黒い闇に触れる 1157

『老生による、原文(狭山事件公判調書第二審)引用作業は常に泥酔状態で行なわれるが、中身は概ね正確である』 * 【公判調書3591丁〜】 「上田政雄鑑定書に対する意見」(検事) 第三、窒息死の症状について 頸部についていた條痕について本鑑定書は、「添付写…

狭山の黒い闇に触れる 1156

『老生による原文(公判調書第二審)引用作業は常に泥酔状態で行なわれるが、中身は概ね正確である』 * 【公判調書3589丁〜】 「上田政雄鑑定書に対する意見」(検事) 結論的に言えば、本鑑定の判断はケースバイケースで、種々の場合が考えられ、見解の相違に…

狭山の黒い闇に触れる 1155

【公判調書3571丁〜】(昭和四十七年八月) 証人=鈴木 将(診療所経営) * 裁判長=「さっき、その死ぬ時より一年前くらいから何か変なことばかり言ってて安定剤を与えたと言われましたね」 証人=「ええ」 裁判長=「安定剤というのはバランスみたいなもので…

狭山の黒い闇に触れる 1154

狭山事件に関する書籍は数多く出版されているが、その質に関して言えば玉石混交である。それならばその原典となる裁判記録に目を通し、その上で読むに価する関連書籍を選ぶという選択肢があると、写真の猫は語るのである。 * 【公判調書3571丁〜】(昭和四十…

狭山の黒い闇に触れる 1153

古本屋を巡り、世に忘れさられた雑本を漁り、ひっそりとそれらを読む。その守備範囲は事件関連のドキュメントに絞られていたが、この狭山事件公判調書に出会い古本屋巡りの機会はめっきり減った。とどめを刺されたとでも言おうか、読書欲に対するその終着点…

狭山の黒い闇に触れる 1152

【公判調書3569丁〜】(昭和四十七年八月) 証人=鈴木 将(診療所経営) * 山上弁護人=「先生が中田さんのうちに着かれて、まあすぐ死体を見たということになりますと、その時の死体の状況はまだ生暖かいと言いますか、もう冷え切って硬くなる、硬直状態と言…

狭山の黒い闇に触れる 1151

『老生による原文(公判調書第二審)引用作業は常に泥酔状態で行なわれるが、中身は概ね正確である』 【公判調書3564丁〜】(昭和四十七年八月) 証人=鈴木 将(診療所経営) * 山上弁護人=「エンドリンという農薬の場合ですね、特に何か暗さを求めるとか、水を…

狭山の黒い闇に触れる 1150

【公判調書3564丁〜】(昭和四十七年八月) 証人=鈴木 将(診療所経営) * 裁判長=「あなたのお医者さんとしての経歴を、学校以後のことを簡単に述べて頂きましょう」 証人=「私は・・・・・・昭和二十九年頃でしたかね、ちょっとはっきりしないんですけど、その頃…

狭山の黒い闇に触れる 1149

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3558丁〜】 証人尋問調書 証人=小川と…

狭山の黒い闇に触れる 1148

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3556丁〜】 証人尋問調書 証人=小川と…

狭山の黒い闇に触れる 1147

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3552丁〜】 尋問及び供述 別紙速記録記…

狭山の黒い闇に触れる 1146

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3547丁〜】 証人尋問調書 証人=若狭良…

狭山の黒い闇に触れる 1145

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3545丁〜】 証人尋問調書 証人=若狭良…

狭山の黒い闇に触れる 1144

写真の万年筆は事件後、警察による被告人方の家宅捜索により発見されたもの。これは被害者が所持していた万年筆とされているが、しかしこの万年筆の指紋検出はされておらず、さらにはこの万年筆の内部に残留していたインクは被害者が常用していたインクとは…

狭山の黒い闇に触れる 1143

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3536丁〜】 証人尋問調書 証人=鎌田芳…

狭山の黒い闇に触れる 1142

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3534丁〜】 証人尋問調書 証人=鎌田芳…

狭山の黒い闇に触れる 1141

昨日11月3日(文化の日)、埼玉県狭山市稲荷山2-3、航空自衛隊入間基地において「入間航空祭」が開催された。前日まで降り続いた雨は完全に止み、当日は見事な秋晴れに迎えられ、この航空祭が行なわれる日は必ず晴れると囁かれている俗信は見事に現実となった…

狭山の黒い闇に触れる 1140

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3529丁〜】 証人尋問調書 証人=鎌田芳…

狭山の黒い闇に触れる 1139

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3524丁〜】 証人尋問調書 証人=鎌田芳…

狭山の黒い闇に触れる 1138

『原文を読みやすくするために、句読点をつけたり、漢字にルビをふったり、中見出しを入れたり、漢字を仮名書きにしたり、行をかえたり、該当する図面や写真を添付した箇所があるが、中身は正確である』 * 【公判調書3506丁〜】(ここには当時の狭山署長から…