アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

2025-01-01から1年間の記事一覧

狭山の黒い闇に触れる 1206

「鑑定資料(一)」 「鑑定資料(二)」 【狭山事件公判調書第二審3723丁〜】 「鑑定書補遺」 ② 「『文字の異同識別』の項において、説明しきれなかった項について茲(ここ)に補遺を附する」の続き。 (二) 鑑定資料(一)と鑑定資料(二)の(一)"上申書" とについて述…

狭山の黒い闇に触れる 1205

『狭山事件の現在』 2024年11月12日、狭山再審請求に係る第62回三者協議が開催された。弁護団の報告によれば、10月に検察官立ち会いのもと、新たな鑑定人が最新機器を使って、石川さん宅で発見された万年筆のインクの成分分析を行なったという。結果は下山鑑…

狭山の黒い闇に触れる 1204

【狭山事件公判調書第二審3723丁〜】 「鑑定書補遺」 ① 「文字の異同識別」の項において、説明しきれなかった項について茲(ここ)に補遺を附する。 (一)鑑定資料(四)についての補足 この鑑定書に取り上げられた資料には、充分な資料を網羅していない。例えば…

狭山の黒い闇に触れる 1203

【狭山事件公判調書第二審3722丁〜】 綾村勝次による鑑定 * 「横書きの問題」 先ず特殊な書き方である。小学校以上の教育を受けた者であり、または事務的な仕事に日常関係している者の書きようである。あまり日常書き慣れていない者であれば縦書きが一般的…

狭山の黒い闇に触れる 1202

(脅迫状) (石川一雄被告が書いた上申書) 【狭山事件公判調書第二審3721丁〜】 (ここに載っているのは被害者宅に届けられた脅迫状に対する綾村勝次の鑑定である) * (前回より続く) また刑札、気んじょ、死まう、等はよほど考えて造って書いたものであろう。 …

狭山の黒い闇に触れる 1201

【狭山事件公判調書第二審3720丁〜】 (今回引用している文章は、脅迫状の筆跡と石川一雄被告が書いた調書の筆跡が同じかどうかということについての綾村勝次による鑑定の続きである) * 「鑑定方法」 往々にして資料についての概観的検討が軽視されがちであ…

狭山の黒い闇に触れる 1200

○ ずーっとこの公判調書だけ読んでいると危険である。昭和41年生まれの者が昭和38年に起きた事件の公判調書を読み、やがてその内容が昭和47年へと進行してゆく過程で、合間に免田事件や野田事件、梅田事件などの書物を拾い読みしていると、脳は昭和、昭和、…

狭山の黒い闇に触れる 1199

新年早々から暗くて重いが、やはり触れておかなければなるまい。それとは現在インターネット上などでも囁かれている、飯塚事件や和歌山カレー事件が冤罪ではないかという問題だ。 カレー事件について老生はリアルタイムで報道を見聞していたが、ある時、林被…