アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 1205

                             『狭山事件の現在』

    2024年11月12日、狭山再審請求に係る第62回三者協議が開催された。弁護団の報告によれば、10月に検察官立ち会いのもと、新たな鑑定人が最新機器を使って、石川さん宅で発見された万年筆のインクの成分分析を行なったという。結果は下山鑑定と同じで、クロム元素は検出されず、被害者の万年筆でないことを再び証明するものだった。この鑑定結果は新たな証拠として年内に裁判所に提出されるという。

    そもそも、二度にわたる大がかりな家宅捜索で発見されなかった万年筆が、なぜ三度目で簡単に発見されたのであろうか。このことは元捜査官も疑問だと証言している。袴田事件と同じく、警察当局による証拠の捏造としか考えられやしないだろうか。 

    近年、袴田事件をはじめとする複数の冤罪事件の顛末が繰り返し報道され、捜査機関(国家権力)が証拠を捏造してまで冤罪をつくり出してきた事実が広く知られるようになった。

    現在、再審制度をめぐっては、超党派の国会議員300人以上による整備・改正を目指す取組みが注目されている。

   2025年1月中旬には第63回の三者協議が開催される予定であり、東京高裁が何らかの判断を示す可能性が高まっているという。

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    ○以上は「北埼玉地区狭山裁判を支援する市民の会」会長:幼方忠雄が支援者へあてた手紙の文章を老生が要約したものである。

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    この令和の時代、人々は狭山事件を傍観するのかどうか分からないが、後期高齢者の老生はそこを一歩踏み出し、写真の葉書を郵便ポストへ投函することにした。