アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

再び無駄に過ごす。

何度も何度も読み返す本がある。「刑事一代」(平塚八兵衛の昭事件史 佐々木喜信著 産経新聞社編)であるが、その最終章三億円事件〉が私を激しく刺激するのだ。叩き上げの刑事、平塚八兵衛の着眼点が鋭く、事件当初から捜査に加わっていたならば、この事件の犯人は割れていたかもしれない。先日、再読中に次の記述が目にとまる。それは白バイと現金輸送車を目撃していた人々(現金輸送車の乗務員も含む)について、「つかまった方の顔を見る。警察官の人相がどんなか、と見るヤツはまずいねえな(p319)」との部分だが、まさにその通りである。誰もが警察官をニセ者とは思わない。この視点を身につけたく方法を考えるが、街で警察官を凝視するのは危険すぎる。数分後、ひなびた脳にアイデアか湧き、狭山市へ移動した。           

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いたいた!この方に代理を頼もう。まずは敬礼を済ませシゲシゲと眺める。やはり平塚氏の意見はごもっともですな。全体像として〈警察官〉と認識してしまいとても人相の把握まで気が回らない。どっぷりと平和漬けされた日本人の中で、平塚氏と同じ視点を持った人は果たして何人いるのか、その一人になりたく私は今日ここへ視点の鍛錬に赴いたのだが・・・。            

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ウ〜ム人相学上、悪いとされる相が丸出しであるな。     つり上がった目尻は弱い者イジメの目。歯をくいしばり笑いを押さえる口元は市民を小馬鹿にしているぞ。    耳の形は盗聴器にそっくりだ。人相鑑定の結果=狡猾陰湿、市民より上司を向き同僚を嵌め部下の手柄は横取り、証拠隠滅、改ざん、偽造、でっち上げと、制服を着た悪の権化であり、治療不可との鑑定であった。いやまてよ、そもそも人相判断を行いに来たのではなかったはず。どこから横道にそれたのか?もう一度アジトに戻り反省会を開こう。今日の行動は、視点の鍛錬という本質から外れ、まったく意味を失った。こんな日々を送る私自身が、要治療かも。