アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 75

597丁。弁護人「その嘘発見器に多分第一回目だと思うんですが、その当時被害者の所持品の中、鞄は既に見つかっておるだと、お前いつまでも嘘言ってもいかんということで石川被告に鞄を見せたことがありますか」証人「いや、報告を聞いてません」弁護人「でも見せたと石川は言っているんですが」証人「そういう報告も聞いておりません」弁護人「本物でなくて、鞄や本の類似品を見せてそれで石川に質問したことは、取調べをした事実はありますか」証人「そういう報告は受けておりません」・・・。なにやら甚大な問題を水面下に漂わせながらの弁護人による問いである。鞄は遺体埋没現場発見と同時期、警察に押収されていたと、私は確信している。ただその根拠が「検証・狭山事件」(伊吹隼人著)、213ページにある、当時狭山消防団第三分団所属の団員による証言であり、この貴重な証言の持ち主は何故か法廷に呼ばれず、従って証拠としての重みは軽く私は地団駄を踏む思いであるが、彼の証言が事実であれば、実はこの狭山事件が筋の通った冤罪事件であることが明白になるのである。狭山再審弁護団の方には、是非この方に接触して欲しかったと思う。    

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