アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 392

【公判調書1394丁〜】(前回より続く)

四、私方には木綿縄はありませんでした。ただそんな物があってもそんなに気にとめないから或いは家の廻りにそんな縄があったかも知れないが、どっちにしてもはっきりしません。梯子は、私方東隅に大工さんが臨時に作った安手な梯子が立て掛けてありました。隣の椎名さん方の西側玄関の付近に、やはり梯子が立て掛けてあったかと覚えているが、一番最後にそれを見たのが何時だったか忘れました。

五、五月一、二日は椎名方に大工は来ておらず、三日になって来ました。椎名さん方南隅の縄は、私方の縄が無くなった時にはちゃんと残っていたと覚えています。

六、なお、先程から私が縄と云っているのは米俵等を縛る、いわゆる荒縄です。

七、また私方では、五月一日当時花壇と雨戸の間に犬小屋を置き、その中に犬を繋いでいました。その犬は中くらいの大きさで黒に所々白のぶちが入った雑種です。

八、なお、私が五月一日雨戸を締めた時間だが、私方では、夕食を午後六時頃に決めているので、その一寸前ごろ雨戸を締めたと覚えています。丁度薄暗くなった頃で、いずれにせよ五時半から六時の間と思います。その日は、確か雨が降っていました。

供述人・中川ゑみ子

右の通り録取し読み聞かせたところ誤りのない旨申立署名指印した。

浦和地方検察庁  検察官検事  河本仁之  印

                          検察事務官  橋上   英  印

続く。