この「少時様」の表記が上から筆具により修正され、その下部に被害者の父の名が表記されていた。
封筒の中の脅迫文、冒頭の「少時」の文字も、この通り筆具により抹消されている。弁護人が問うのはこの「少時」という宛名を石川被告が書いた理由が何故なのか、誰が聞いても納得のいく説明を石川被告から得たのか、そういう趣旨と私は解釈しているが、どうであろうか。警察はその理由を「最後まで解明できなかった」のであるが、見方を変えれば、脅迫状を書いた人物は石川被告ではないからこそ、解明出来なくて当然なのである。
この「少時様」の表記が上から筆具により修正され、その下部に被害者の父の名が表記されていた。
封筒の中の脅迫文、冒頭の「少時」の文字も、この通り筆具により抹消されている。弁護人が問うのはこの「少時」という宛名を石川被告が書いた理由が何故なのか、誰が聞いても納得のいく説明を石川被告から得たのか、そういう趣旨と私は解釈しているが、どうであろうか。警察はその理由を「最後まで解明できなかった」のであるが、見方を変えれば、脅迫状を書いた人物は石川被告ではないからこそ、解明出来なくて当然なのである。