アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 208

公判調書1095丁。ここには『除籍謄本の送付について』とある。昭和四三年七月二六日、東京高等検察庁検事 木村 治から東京高等裁判所第四刑事部宛に提出されている。一部抜粋すると「『除籍謄本の送付について』強盗殺人等 石川一雄  右者に対する頭書被告事件の証人 小川松五郎の除籍謄本を別添のとおり送付します」と記されている。小川松五郎氏と言えば被害者の腕時計を発見した方である。この方の除籍謄本という事は、亡くなられたのであろうか。次頁1096丁にはその謄本が載っている。「昭和四拾弐年弐月拾四日午前四時拾五分埼玉県狭山市入間川四百八十番地で死亡同居の親族小川一郎届出同月拾五日同市長受付同月弐拾八日送付除籍   この謄本は、除籍の原本と相違ないことを認証する」………。証拠物の腕時計を発見した昭和三十八年当時の写真を見ると、すでに御高齢であったことが確認できる。今さらながら私はご冥福をお祈りしたのであった。                                                               

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(発見場所を指し示す小川松五郎氏。この時七十二才であった。写真は『無実の獄 25年』狭山事件写真集・部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部編・解放出版社より引用)