アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 895

スコップを持った石川さん。逮捕前日の五月二十二日に撮影された。

石川被告と親しい関係であった関 源三巡査部長。

【公判調書2788丁〜】

                 「第五十三回公判調書(供述)」

証人=関 源三(五十五歳・飯能警察署勤務、警部補)

                                          * 

宇津弁護人=「今あなたが言ったのは、石川君が最初にあなたに、まあ、やったということを述べたくだりですか」

証人=「それで申し上げますけれども、飯塚さんがじゃあ少し休んだら行ってみろと言われたので、私は行ってみたんです。だけどその部屋へ入る前に、私が休んでいる時に、誰か、その人は忘れたですが、飯塚さんの所へ来て、めしを食わないで弱ったものだという話をしていたわけです。そいつを私は、まあ、相手が話していたことですけど、そばにいたから聞きましたんで、入って行った時に、なんだお前、石川君めしを食わなきゃしょうがないじゃねえかと私は入って行ったんです。それで、うん、いや、いいだという風に言ってたです。その時に長谷部さんだの、青木さん遠藤さんと思うんですけれども、部屋にいまして、で、だめだお前めし食わなきゃだめだぞと、誰が言ったか、ちょっとなんですけど、そういうことを言っておったです。それで私も、この暑いのに、めし食わなきゃどうしようもない、痩せちゃうじゃねえか、めしだけ食わなきゃだめだぞと言って、そういう話のやり取りと言いますか、そういう話をそこでしたわけです。それをやってるうちにいや、おらいいんだと、めし食わなきゃ痩せっからと、痩せたっていいんだと石川君が言うから、そんなばか言うんじゃねえよと、またそこで話が切れちゃって、石川君、何だか俺に用があると言ってたけど、そんなこと言ってるんじゃおら来たってしょうがないから、帰るぞと、また話がそこで切れて、みんな黙っちゃったんだけど、そのうちに石川君が、いや関さん、こうだと、言い出したんです。だから特別、私が調べろと言われたわけじゃないんですけれども、そういう風になっちゃって、そこで出て、飯塚さんに実はこういうわけだと報告したら、それじゃその調書をお前が取れと、それでその晩は一番最初の晩ですけれども私が調書を取ったんです。だから、直接お前が調べろとか何とか言われたんじゃなく、そのときになってそうなったんです」

宇津弁護人=「その後に、先ほどから問題にしました裁判長の読んでくれた自転車の紐と鞄と一緒におっぽったということが含まれている調書をあなたが取調べて作ったことになってますね」

証人=「はい」

宇津弁護人=「それはどなたの指揮で調べたことになったんですか」

証人=「やはり飯塚さんです」

宇津弁護人=「そのときあなたは、自宅から川越の方へ直行したのですか」

証人=「はい」

宇津弁護人=「前の日に飯塚さんから明日も調べるようにと言われたんですか」

証人=「ええ、言われたんです。で、それはあの晩に鞄を・・・・・・」

                                            *

裁判長=「ちょっと、弁護人。その晩に、その調書が作られたと仰るのですか」

宇津弁護人=「その後で、ということです。その晩とは言いません」

裁判長=「その後にと言ったんですか」

宇津弁護人=「はい、その後にということで分けて言ったんです。で、調書では、二十一日付の紐と鞄を一緒におっぽったという調書が作られており、その後さらに、今度あなたが抜けて従前通り青木さんたちが中心になって調べが始まったことになりますね」

                                            *

証人=「はい」

宇津弁護人=「だから、肝心な時に登場して、すぐまたあなたは消えていくという役割なものだから、聞きたいんですが」

証人=「それは、二十一日の関係につきましては二十日に、じゃあ関さん、また来たら、その時、おら鞄を捨てたのを教える、と、そんな風なことを言ったわけです。それも飯塚課長には報告してありましたんで、じゃお前また明日来て、そいつを聞けと。それで二十一日に私はまた、うちから出て来たわけです」

宇津弁護人=「その紐と鞄を一緒におっぽったという時の調書を作った模様については、青木さんたちに模様を話したんですか」

証人=「私は青木さんというよりも課長に報告して課長が青木さんたちにも全部話したと思います」

宇津弁護人=「あなたは、二十一日付の調書が出来上がる前に図面を書いたりあるいは取調べそのものをやってるうちに中間的に飯塚さんに報告したことはあるのですか」

証人=「それははっきり記憶していませんが、調書が終わってからは全部調書を持って行って報告しましたんですが」

宇津弁護人=「そのときに青木さんなり飯塚さんから、あんたの調書じゃ教科書と鞄が一緒になってるが、実は教科書は全然別な所から出てるんだという話はなかったですか」

証人=「そういうのは、ありません」

(続く)