アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 80

石川被告宅においてなされた三回目の捜索で万年筆が発見・押収された。この発見時、万年筆が置かれた状態を写真撮影せず、詳細な実況見分調書を作成しなかったのは、何か特段の理由があるのではないか。万年筆を被告の兄に取り出させるというのは小島朝政証人の発案か、それとも将田警視の指示か。誰の考えか。初めから兄に取ってもらうつもりか。二回目までは十数名の捜査員を投入、しかし三回目は三名しか捜索に行かなかったのは何か特段の理由があるのか。橋本弁護人は鋭く証人に迫ってゆく。ここまでの問答を見聞している裁判長はどのような思いであったか。さてここからは橋本弁護人から宇津弁護人へ交代し、引き続き小島朝政証人へ問うてゆく。宇津弁護人は、やはり万年筆の問題から入っていく。証人を含む捜査員が石川被告の家宅捜索を行なった際、ビニール袋を用意したが、その趣旨が指紋検出や紛失防止等に備えたものである旨、証人から引き出した上でさらに重ねて質問をする。弁護人:「そのビニールの袋を用意して行く以上は指紋検出の必要な対象物を予想されているのではないですか」証人:「いえいえ、そうではないんです。それはですね、証拠物を押収するには、全部ビニールの袋を最近は全部利用して、これをいわば風呂敷のような代わりであり、まあ、いろいろいわば入れ物というふうに解釈していただきたいと思います」・・何故こういう返答になるのか私は悩んでしまった。ただの入れ物と解釈しろとは相当な無理がある。が、この証人はこれ以降も妙な返答を発していくのだった。   

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( 定番中の定番。これのお湯割が食道を通過し胃に到達した時の幸福感といったら・・・。せせりの塩焼きが合う )