アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 79

小島朝政証人に対して橋本弁護人の追及が続く。本日は第二審612丁から。万年筆の発見・押収に対する対応と、腕時計や鞄の発見・押収時の対応を比較しつつ、なぜ対応に差が見られるか、などを証人に問う展開である。事件発生から二ヶ月後に被害者の腕時計が見つかり、その発見現場の実況見分調書を証人が作成していることを引き合いに出し、弁護人:「この時計の発見現場については、非常に詳細な調書を作り、写真の撮影をしておりますね」「それに比べると万年筆の発見現場については何もしておりませんね」これに対し証人は、被告の自供によっての捜索であり、そう深く考えてはいなかった、と述べる。弁護人:「しかし、鞄とか教科書を発見しましたけれども、これもあなた方に言わせると被告の自供に基づいて発見したことになっておりますね」「十分慎重な実況見分調書を作成しているんじゃないですか。しかも捜査の比較的初期の段階でね、なぜ万年筆だけがそういう慎重な証拠保全をなさらなかったのか、それをお聞きしたんですが。単に少人数とか被告の自供があったとかいうのは我々に全然納得できませんけれどもね」調書を読んでいる私も全く同感であるが、証人の次の返答には仰け反った。証人:「別にそう思わないんですがね」小島朝政証人はなぜ思わないのか、本来なら我々以上に思わなくてはならない立場ではないのか。私は疲れ、公判調書を閉じた。                                                      

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( この芋焼酎は美味しい。お湯割が最高である。しかし、今ここで、摂取する前日にあらかじめ芋焼酎と水を5対5で割り一晩寝かせ馴染ませ、翌日陶器に移し炭火でじんわり温め、ほのかに湯気が立ち上る、そのタイミングで頂くなどと語るのはよそう)