アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 454

【公判調書1535丁〜】

1535丁には第三十五回公判調書(手続)という表題が見られる。そしてその先の1538丁に「上申書」なるものが載っている。もちろんこれは被告人と弁護人らから提出されている。

                                 『上申書』

「頭書被告事件については、津田正良判事を裁判長とする構成によって、昭和四十四年三月十八日、公判手続の更新がなされ、ついで同年四月三日の公判期日において取調べた各個の証拠について弁護人が意見を述べる予定であったところ、裁判所の構成がさらに変更するとのことであったため、この手続を行わず、そのまま今日まで公判期日が指定されないでいます。

その後、裁判長には吉田信孝判事がついたとの連絡があり、弁護人は同判事に会って訴訟の進行等につき打合せをしましたが、その時も裁判所の構成がまだ確定しないということでした。

このような次第で、主として裁判所の構成が定まらないという理由で、すでに半年を経過していますので、なるべく早い機会に裁判所の構成を確定され、審理を再開されるよう上申します。

なお、前記の更新にあたっては公判手続の更新に一開廷、取調べた証拠についての弁護人の意見に二開廷をあてることとして各訴訟関係人間で了承がなされ、そのため三回の公判期日が指定され、さらに爾後の審理に関しては、まず新しい構成によって検証が施行されることとなり、その期日も予定されていました。

弁護人は当審で取調べた証人のうち重要なものについて再尋問をし、かつて請求したが却下された証人を含む若干の新しい証人を請求するよう準備中であることを告げ、津田裁判長はこれらの取調べにつき十分考慮する旨を表明されました。吉田裁判長との打合せも、ほぼ同様の趣旨のものでした。

以上の経過をも考慮され、新しい構成による裁判所の更新手続、今後の進行、公判期日等の指定についてはあらかじめ弁護人との打合せの機会を持たれるよう希望します。以上」

*続く。

先日、久しぶりに三柱神社(荒神様)を訪ねた。

今や人影もなく、辺りは新興住宅で固められている。ここに怪しい中年男が立っていること自体が不審かと、狭山事件の解決と万馬券的中を祈り素早く撤収する。