アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 164

戸谷 富之鑑定人による報告、これらを私は公判調書から引用しているわけだが、今回、引用に入る前に、先日気が付いたことがあり、それを記しておきたい。知らぬ者はいない昭和の未解決事件である府中三億円事件。巷では本事件の犯人が警察官の息子、少年Aなどと邪推しテレビドラマまで作られる始末であるが、この事象は狭山事件に通ずる問題が孕まれている。少年Aと奥富玄二。当時、両者共に徹底した鑑定がなされなかった故に後世まで疑われ、残された遺族にまで遺恨を残す結果となる。少年Aに話を絞れば、この人物の筆跡と、当時、多摩農協などに送られた脅迫状の筆跡を鑑定、潔白性を証明しておけば、奥富玄二にしても、徹底した遺体解剖などをしておれば彼等の死後、あらぬ疑いをかけられることはなかった。クリアリングとでも呼ぼうか、厳密にそれがなされておれば両者はこれほどまで死後において冒涜されることはなかったと私は思う。                                                                            

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