アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 1

私は遂に引き金を引いてしまった。自分自身の寿命を縮めるという標的に向かって。このタイトルだけは避けようと考えていたが、現在55歳である私はもはや片足を棺桶に入れ始めても不思議ではない歳であり、巨大な疑問の解明に近づけるならば、その過程において、それを阻止する勢力に消されたとしても大いに結構であるからだ。 さて、本日は非常に気を遣う隠密行動を取った。自身に課したミッションは、脅迫状に記された最初の宛名である「少時」方と「前の門」をさり気なく確認するという行動である。脅迫状を見ると最初の脅迫相手は「少時」であった。猟銃の許可を受けた事実から「少時」はそれなりの収入、財物があると推測され、なんと4才の女の子がいたことも判明している。犯人はこうした情報を把握していたからこそ名指しでの脅迫状を作成したのだ。これに基づいて私が考えたのは当時の「少時」の仕事、及びその関係者などを辿れば犯人に近づけるのではないかということだ。そこでまずは「少時」宅が現存するのか確認しなければならない。現場周辺の住民を刺激しないよう野良仕事風作業着に着替え、覆面自転車で現地へ向かう。念のため高齢者に轢かれぬよう入間川河川敷ルートを選択、「生きて帰宅」が基本方針である。川辺には事件とは関係なく涼しい風が吹き花が咲いていた。

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道中、信号待ちをしているとアイスを喰う中年男が真横に立ち、突然私を指差した。いよいよある勢力による攻撃かと身構えるが、男を見ると完全に目がイっていた。出発から1時間。どうやら警戒領域に入ったらしい・・・。