アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

グリコ・森永事件 2

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丸大食品脅迫事件において電車を利用した現金奪取未遂の場面で、朝日新聞大阪社会部の記者数名が、同じ日に電車に乗り込んでいた。非常に近接した時間帯にだ。

   大阪府警特殊班が電車内で目撃した不審者は、この記者たちの姿ではないか?    だとすれば歴史に残るコントである。

記者たちはこの日の夜、高槻発の電車で何かあると踏んで乗り込んでいる。「捜査の邪魔はするな」との、上司からの指示は守っているが、職業上の習慣により軽めの車内検索に近い行動をとったのではないか、と私は考えた。この行動を第三者が見た場合、男が何かを捜しながら車両を移動している、と映るだろう。 ましてや徹底的に鍛錬された特殊班の目には。


しかし、よく調べると、記者たちは特殊班より40分遅れて電車に乗車していて、問題のキツネ目の男は途中の神足駅あたりで乗車してくるので、キツネ目の登場時刻より後に記者たちが参上することになる。

  だが、記者たちは京都駅に午後9:30分過ぎに着いているはずだが、その時、特殊班とキツネ目はすでに高槻に戻る電車の中であった。が、その後10:17分に再び京都駅に向かう。記者たちは11:00過ぎに高槻駅に戻るので、この間約90分中、京都駅構内で記者たちが特殊班、キツネ目の不審者とすれ違っていた可能性はある。

  当時の朝日か読売の社会部キャップに、キツネ目の男にそっくりな方が居た、という記事をどこかで見た記憶も、この仮説を立てる一因となった。

朝日新聞大阪社会部執筆のグリコ事件本には、京都駅構内での記者たちの行動に関する記述がない。

せっかく立てた興奮モノの仮説は妄想と化してゆくのだった。