アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 11

陰鬱で湿った、薄暗い暗渠のような狭山、第2ガードに立ってみる。飲み込まれないよう注意しながら。

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昭和38年5月1日午後3:30頃、ここに立つ被害者の姿が、中学時代の担任の先生により目撃されている。しかしこの目撃証言は一審・二審共に採用されていない                              

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また、この数十分前には第1ガードで、自転車と共に立つ被害者の姿が目撃されていた。被害者が第1ガードから第2ガードへ移動した事は確実と思われる。そしてさらに、このガード奥の道路から左方向数百メートル先の地点で、年下の男子生徒に目撃されている。しかし何故かこの男子生徒の目撃証言も警察により却下され裁判では採用されていない。事件当日にこの線路沿いで被害者を目撃した人間は3名いるが、供述調書を取ったのは第1ガードでの目撃者のみである。      

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男子生徒の証言を信ずれば、被害者は左隅の第2ガードから写真中央付近(現在のバイク屋付近)に移動、そこから先の行方は判明していない。一説ではその先にある寺へ向かっていったという話もあるが・・・。  

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当時のままではないかと錯覚させる風景。まったりとした空気が流れる。陰惨な事件とは対照的な和やかな雰囲気が漂う。