【公判調書1565丁〜】(前回より続く)
「狭山事件の特質」
中田直人
6.『こうした批判の矢面に立った埼玉県警察本部は、五月四日より県下各署より八十二名の警察官の応援と、県警本部捜査一課、防犯課、鑑識課の全能力をあげ、狭山署員を含める百六十五名の捜査員をもって、中刑事部長を本部長に、竹内狭山署長、山中鑑識課長を副本部長とする特別捜査本部を狭山市役所堀兼支所に設け捜査に当たることとした。 特捜本部には本部付警視として将田政二、捜査一課次席、刑事調査官・長谷部梅吉が付き、総務係、捜査処遇班、鑑識班が設けられ、捜査班は清水、山下、小島、青木警部を班長に各班二十三〜二十四名の四個班が置かれた』(続く)
犯人が現れた場所(写真は手持ちの資料より)