アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 429

【公判調書1443丁〜】証人=遠藤 三(六十七才)・元警察官

中田主任弁護人=「すると石川君の自白内容が地理的にどういう風になっているかについて、あなたは吟味しようとも考えなかったのですか」

証人=「吟味しようと考えないというよりも、むしろ石川君の言うことが本当だと思っているわけです」

中田主任弁護人=「まるっきり本当だと思っていたわけですか」

証人=「そうです」

中田主任弁護人=「言っている場所が全然でたらめな所だったり、無い道をあるように言っていたかも分からないわけでしょう。そういうことは全然考えなかったのですか」

証人=「そういうことは考えられませんねぇ」

中田主任弁護人=「青木さんは狭山の地図をよく知っていたと思いますか」

証人=「青木さんもよく知らないのではないでしょうかなぁ」

中田主任弁護人=「あなた方は被告人の取調べにあたって狭山市の地図を見たことは本当にありませんか。堀兼でもいいし中窪でもいいし東里という場所でもいいし」

証人=「狭山警察へ行ったときにそういう図面を見たことがあります」

中田主任弁護人=「私が今聞いているのは六月十七日・十八日以降、川越警察における取調べ期間に限ってですが」

証人=「ありません」

中田主任弁護人=「それ以前に狭山警察で図面を見たことがあるということですか」

証人=「そうです」

中田主任弁護人=「実際に被告人が自白を始めたというのは川越署へ移ってからでしょう」

証人=「そうです」

中田主任弁護人=「あなたはその自白が本当だと頭から思っていたわけでしょう」

証人=「そうです」

中田主任弁護人=「しかし、被告人がどこの道を通ってどういう風にというような説明をした時に、あなたとしてはその場所が頭の中に充分入るだけの認識は無かったわけでしょう」

証人=「地理を全然知らないというわけではありません。毎日捜査に歩いていましたから」

中田主任弁護人=「あなたは捜査にどの辺を歩いていましたか」

証人=「商い屋があったですねえ」

裁判長=「犯人が逃げたところですか」(続く)

*と、ここで尋問者が中田主任弁護人から裁判長に移った。続きは次回へ。

先々週の土曜日、つまり2022年11月12日に、老生としては3回目の東京競馬場訪問を行なったわけだが、その際に競馬新聞なる怪しげな冊子を購入した。細々と小さな文字で埋め尽くされた競馬情報紙は、まるで諜報工作員向けの国家機密情報のごとく、何か大穴馬券にアクセス出来る秘密の暗号が隠されているような雰囲気を醸し出している。確度の高い重要な情報料として550円という大金を払い、競馬場内に設置された防犯カメラの死角に陣取る。ちなみに尾行されている気配は感じられない。東京11レース・武蔵野ステークスに照準を定め、“競馬エイト”に550円分の仕事は行なって貰おうと情報分析にはいる・・・。 

結果、馬券は木っ端微塵に吹き飛ぶ。だが、それはいいとして、この情報紙の確度とはどうなのか。

着順は11-7-8であり、情報紙には確かに該当する馬共に印がついている。

しかし、その印をこの5〜6頭だけに絞っておけばいいものを・・・、

この様に幅を持たせ、つまりこれは、競馬情報紙としての保険であることに老生は気付く。ノーマークの馬が馬券に絡んだ場合、専門情報紙としては信用を失うもんね。どこかに、3頭のみ予想するような、強烈な競馬新聞はないだろうか。