アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 194

(四)フランスの続き……「筆蹟鑑定という点から見て興味あるのは、銀行専属の鑑定人は恐らくドレフュスのもの(筆蹟)ではないと思いつつも曖昧な返答をし、警視庁の課長のベルティオンはドレフュスの筆蹟と断定したことである。ドレフュス事件の再審請求の際には、ヨーロッパ六カ国から一流の鑑定人が十一人選ばれて再鑑定したが、その結果は十一人共ドレフュスの筆蹟ではないという結論であった。鑑定人が自分の立場とか、その状況によって鑑定結果が左右され易いという一つの好例であろう。フランスではドレフュス事件を契機に、ベルラーとかロカール等によって筆蹟鑑定の方法が進歩した」(引用は続く)                                            

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狭山裁判の記録上では、写真右端に被害者が立っていたとの目撃者による証言がある。だが、このガードから左に向かった数百メートルの地点で、被害者を知る少年による目撃証言も存在する。警察が少年の証言を採用しなかった理由は・・今ここで語るのはよそう。