アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 177

- 筆蹟 - 「文字は、ある人“甲”が、同じ、例えば『天』という字を繰り返し書いたとしても、その中に一つとして完全に同一の形のものが再生しない。“甲”の書いた例えば五個の『天』という文字は( 以下、五という数を一貫して用いるが、その目的は具体像で考えるため以外の理由はない)、“甲”家に生まれた五人の子供に例えることが出来る。五人の子供の各相貌は、ある者同士、ときに著しく酷似する場合もあり得るし、ときに著しく異端な相貌の者も生まれ得るが、一組足りとも完全に一致した相貌をもつということはあり得ない。さらに、五人の子供の中には『他人のそら似』として、本来の兄弟より遥かに他家、“乙”家の子供の、ある者(複数でも良い)に酷似した者がいることも珍しくない。同じ理由で、“甲”の書いた五個の『天』の中のあるものは、ときには残りの四個に対してよりも遥かに“乙”書いた『天』の、あるものに酷似する場合があり得る。文字における『他人のそら似』は、画の少ない場合、例えば『の』、『し』、『り』、『一』、『二』等で容易に起こり得るし、また共通な書き方(手本等)の風び(注:1)によっても起こる」(続く) (注:1の“風び”という語について調べたが、不明である)                      

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