アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 105

検証目的物四。「四、狭山市堀兼四七五  石田養豚業豚小屋並びに右豚小屋脇の不老川土手及びその付近」これの補充書は「四、不老川の土手は、石田養豚屋の残飯入れドラムかん及びスコップがおかれていた地点で、五月一日当時も同所にスコップが存在したとの被告人の供述を明らかにするため」検証目的物その五。狭山市入間川字東里二九六三番地  本件強殺犯行地点とされる雑木林(通称四本杉)及び雑木林付近一帯の状況」補充書する文は「五、本件強殺犯行地点とされる雑木林は、付近一帯に大きな穴が存在しているとの被告人の供述を明らかにするため」検証目的物その六「六、狭山市入間川  死体が埋められていた農道及び死体埋没地点より北方(旭団地方向)一〇〇〜二〇〇メートル付近の畑」これを補充する文が「死体埋没地点東南約五十メートル地点茶畑(犯行雑木林入口付近)内に多数のあらなわが、昭和三十八年五月一日当時おかれていたとの被告人の供述を明らかにするため」・・ふう、調書から書き写すのもやや大変だが、しかし、こうして弁護団は石川被告の無罪を晴らすため、緻密に疑問点を抽出、検証を請求してゆく。この、本気なひとたちに対し、酒に酔いながら第二審公判調書を読む自分が情けなく、私には公判調書を読む資格はないのかと自問自答を繰り返したが、いや、酔っていようが構わない、到達点は概ね同じ着地点になるだろうからと自分を納得させ、調書を閉じた。                          

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