アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 52

私は今、狭山事件公判調書第二審の記録を見ている。なぜ第一審ではなく第二審から読むか。理由は次の通りである。第一審では石川被告があらぬ罪を認め結審した。その背景には警察側から石川被告に対し罪を認めるならば十年で出す(刑務所を)と口約束した事実が隠されていた。したがって第一審は石川被告の虚偽証言による進行、結審、判決である。私は事件から58年後の今日この記録を見る機会に恵まれその記録は第一審、第二審、控訴趣意書、再審請求書と並ぶ。そこで私は、石川被告が「私はやっていません」との発言で始まる第二審こそが、事実で埋められた記録であると、また、読む順番を選べる現在だからこそできる読み方を試したい、これが第二審を先に読む主な理由である。                                                                              

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