アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 24

「狭山裁判と科学」第三章 【足跡】  井野  博満( 東京大・応用物理学 )は結論として「現場足跡が十文三分の地下足袋によって印象されたということを力強く推認している」と述べる。この第三章【足跡】は私にとって難解であり、理解できたのは上記の記述と章の締め部分にある「この井野鑑定を捨てて反対の事実を認定しようとすれば、九九%以上という高い信頼性を破るに足る、より高度の確実性を備えた根拠が示されなければなりません」という絶大なる自信に満ちた記述である。警察鑑定=九文七分の地下足袋。対し井野鑑定=十文三分の地下足袋。この章では「標準偏差」「平方根」「正規分布関数」「仮説検定」などの専門用語や数式が乱れ飛び、「統計的検定の方法」に至ってはその参考書として【数理統計学=データ解析の方法】竹内啓著  東洋経済。【工科系のための統計概論】ガットマン・ウィルクス共著、石川恵一・堀素夫 共訳、培風館と紹介があり、私は何度このページを開いても僅か三秒で眠ってしまうという悲しい、いや悔しい第三章なのであった。しかし諦めまい、再読に努めよう。                                                                                   

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