アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる

深夜、近くの雑木林から獣の鳴く声が聞こえ目を覚ました。やがてそれは遠ざかっていったが、眠気が覚めてしまった私は煙草に火をつけ、表から聞こえるコオロギの声を耳に、読みかけの狭山事件公判調書の写しに目を通し始めた。網戸から入る冷気が心地いい。   

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謎と疑惑に満ちたこの事件であるが、それらが明らかになることはないと解っていながら、またしても引き寄せられてしまう。さて、事件の被害者が所持していた万年筆が、被告人の住む実家から見つかり警察に押収されるくだりを、公判調書で見てみるが・・・・。

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ほう、5月23日から6月26日までの、ほぼ一ヶ月間、被告人の実家の鴨居に被害者の万年筆があったと。すでに2回に及ぶ警察の家宅捜索がなされたが、それをかいくぐり低い造りの鴨居の上でのうのうとフテ寝していたわけだ。どんな夢を見たのかなぁ、万年筆君。

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重大な証拠品が見つかるが、発見時の状況を写真撮影していない。他の考え事でもしていたのか。                                  

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捜査員ではなく、被告人の兄に素手で取らせると。してはいけないイロハのイではないか。たった数ページにこれだけ疑問が詰まっている。さて、そろそろ出勤時間であるな。続きは後で読もう。