一晩寝かせた、薩摩白波の水割りをヤカンで温め一口飲む。目の焦点が合ってきた。
グリコ森永事件に登場する「挑戦状・脅迫状」を、一冊にまとめ出版する計画を立てている。今後、この事件に興味をおぼえ研究するマニアが後を絶たないと思われるからだ。犯人グループから送られた一連の手紙や指示書は、文面とその行間を深く読み解けば、 書き手の人間像や思考の癖などに肉薄でき、研究家にとって第一級の資料になるだろう。
(装幀 私。新刊なのに焼け、破け、折れ有り)
出版にあたって。
執筆者である「かい人21面相」様へ
著作権料を支払う用意がありますので御連絡下さい。ただし、本人確認の為、勝久テープとパンライターの字を提出願います(返却致しません)。
後日、郵便受けに封書が届いた。 差出人は「東大阪の玉三郎」であった。
という妄想にふけってしまった。かなり興奮した。