アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 122

狭山事件における被害者に関する記述について。事件の性質上、強姦及び遺体の解剖等を切り離し考察することは適切ではないが、個人的見解により当ブログにおいては割愛させていただく。さて公判調書939丁には「第一九回公判調書」(手続)とあり、公判をした年月日が昭和四十一年七月十四日と記されている。私が生まれて三カ月目ではないかと、五十五才にして公判調書を前に、私はいやが上にも時の流れを実感する。途方も無い年月を狭山事件は彷徨っているのである。私は気を引き締め公判調書946丁に進む。ここからは鑑定人 高村  巌による鑑定書が記載されている。石川被告人の筆跡と、脅迫状の筆跡は同一人物による筆跡であるか否か。「鑑定結果  一、第一八七号証の一(脅迫状)の筆跡と、被告人石川一雄から内田裁判長宛の手紙の筆跡とは同一人の筆跡と認められる。二、第二〇号証の一(石川一夫名義、被害者の父宛の封書)の筆跡と、第一八七号証の一(脅迫状)及び被告人石川一雄から内田裁判長宛の手紙の筆跡とは、その特異な文字形態と運筆書法の上によく符号するところが認められ殆んど同一人の筆跡と推定されるが、第二〇号証の一の筆跡が比較的筆勢渋滞している点に疑問がある」    

f:id:alcoholicman:20220114182120j:plain

鑑定結果 (一)                                                                   

f:id:alcoholicman:20220114182705j:plain

鑑定結果(二)・・・(続く)