アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 416

 

【公判調書1425丁〜】証人=青木一夫(五十三才)・警察官(証人として出頭時は草加警察署長)

裁判長=「先程証人は、被告人の書いた図面の作成年月日がわかれば、その謄本を作った人が誰であるかがわかるという風に言ったようだが、誰が図面の謄本を作ったかということは、どうしてわかるのですか」

証人=「調書の謄本の末尾に謄本作成者の氏名が書いてあります」

裁判長=「調書の本文についてでは無くて、六月二十五日などと図面に書いてあるその日付がわかれば、図面の謄本作成者がわかるということではなかったのですか」

証人=「私は、調書の本文を写し取った者と、図面を写し取った者とを同一人と合点してそう申し上げたわけであります」

裁判長=「そうすると、謄本を作った人の名前が末尾に書いてあるというその末尾はどこのことをいうのですか」

証人=「調書本文の最後に立会人の名前があり、そのあとに右謄本であるということを記載して年月日を書き、作成者が氏名を書いて押印しているわけです」

裁判長=「図面の方には誰が写したということは書いてないのですね」

証人=「大体ないと思います」

裁判長=「調書本文を写した人が図面も写したのだろうと証人は考えるわけですか」

証人=「調書の謄本を作った者が図面も同時に作ったであろう、ということであります」

裁判長=「謄本の調書本文と図面との間に謄本作成者の契印がしてありますか」

証人=「多分あると思いますが・・・・・・」

裁判長=「はっきりしないのですか」

証人=「はい」

裁判長=「契印してあったと思う程度ですか」

証人=「はい」(続く)

*文中にある「契印」であるが、これは人生を歩むにおいて知っておかなくてはならない知識の一つである。予期せず警察沙汰に巻き込まれた人物が、この「契印」の意味を知らぬ為、聴取後、勝手に調書を書き換えられた事例を老生は知っている。我々が生きる社会には様々な罠が待っており、それを回避、または罠そのものを排除し安全圏を作り出せるのは、こういった知識を身につけた者に限られる。今や誰でも知っている、「決して連帯保証人になるな」という有名な格言は、老生が物心ついた頃からお袋にシツコク諭されて育ったが、「決して宗教団体に入るな」とも口酸っぱく言われ続け、今頃になって母に感謝する日々である。この方面において脳を引き締めたいならば、青木雄二著・「ナニワ金融道(コミック)」がお勧めである。

さて、癒しを求め、その穴場に向かった・・・。手ぶらでその敷居は跨げぬと、チュールを持参し声掛すると・、

おお、いるいる。

続々と集結し始めた。

チュールの大半をコイツが食し、さらに合間を見て猫パンチを繰り出してくるが、それは非常に優しいパンチであった・・・。