アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 411

【公判調書1420丁〜】証人=青木一夫(五十三才)・警察官(証人として出頭時は草加市署長)

弁護人=「あなたは川越にいる間は、つまり小川警察から東島の調べを終わって川越に来てからは、ほとんど石川君の調べにかかりきりでしょう」

証人=「はい」

弁護人=「参考人調書を参考にすることもあったでしょうけれども、その後、特に参考人調書などを些細に見る機会があったのですか」

 証人=「捜査会議等もやっているので見た機会があります」

弁護人=「そのときに、警察官が謄本を取った図面の添付されている参考人調書があったとすれば、どういうものがあったか覚えているものはありませんか」

証人=「具体的に記憶はありません」

弁護人=「そうすると、参考人調書に添付されている図面があるのか無いのかという記憶も今は無いのですね」

証人=「確かにあると思います。謄本を見れば分かるのですが・・・・・・」

裁判長=「そういう図面があったというのに、どういう図面があったか記憶ないのですか」

証人=「同じ様な地図等と思います」

弁護人=「あなたは今月十五日に埼玉県警本部へ行って被告人の調書や添付図面の謄本を見たのでしょう」

証人=「はい」

弁護人=「裁判所に出ている原本に写っている字があるということで調べてみたわけでしょう」

証人=「すべての点について調べてみました」

弁護人=「図面のどこが問題になっていたか分かっていたのでしょう」

証人=「聞いていました」

弁護人=「そこであなたは、謄本を作ったときに写ったとすれば参考人調書があるだろうということで参考人調書を調べましたか」

証人=「はい」

弁護人=「調べたのなら、どういう図面があったか分かるでしょう」

証人=「記憶では分かりませんが、調書の作成年月日を書いたものなら持っております」

弁護人=「被告人の調書に添付されている図面で問題になっている、何かを写した様な跡がある、それと同じ様なものが参考人調書に添付されている図面にあるかないかを十五日の日に調べてみたというのでしょう。そういう図面があったのですか無かったのですか」

証人=「ありました」

弁護人=「あったのならその図面は何ですか」

証人=「あの付近に学校の建築現場がありましたが、その建築現場の図面であったように思います」

弁護人=「誰の調書に添付されている図面であるかは思い出せませんか」

証人=「その建築現場に働いていた人であったと思います」

弁護人=「あなたが十五日に調べた参考人調書の図面というのはそれだけですか」

証人=「全部見たわけではないので、それがあったということを記憶しているだけです」

裁判長=「今言った建築現場というのは」

証人=「中学校の建築現場です」(続く)

*やや歯痒さを感じさせる証人の答弁は、自身が所属する組織に忖度しつつ、その証言内容が差し障りの無い場合につき正直に答えている、と思えるのは考えすぎか。支障をきたすと判断した場合「記憶ありません」なる伝家の宝刀的言葉を発し、その場を凌いでいるではないかと考える老生が偏屈なのか・・・。

 

ところで昨日は老生にとって年に一度のお楽しみ、入間航空祭が行われた。コロナ禍のため、事前抽選に当たった方のみ入場可能であり、ならばと、以前よりグーグルアースで検索しておいた超穴場へと向かう。

・・・すでに遅し。その筋の猛者、修羅たちで埋まっていた。それでもこの場所はS席と判断、道中で拾ったシートを敷き陣取る。

奥に見えるカマボコ型倉庫、これが大事なポイントで、このカマボコのやや左方向に管制塔だか司令塔なる建屋があり、航空ショーの飛行計画はそこを基準に練り上げるらしい(と、そばにいた酔っ払いが言っていた)。従ってやはりこの場所は特等席なのである。滑走路の路面と老生の目線の高さが一緒という点も見逃せないポイントである。

ふと振り返ると、美味そうな木の実が・・・。あとで回収しよう。

駐輪中の誰かの自転車。かごカバーには「埼玉県警察マスコット  ポッポくん」とあるが、老生の故郷で「ポッポ」とは、他人の物をくすねる事を指す。

爆音と共に空気振動が激しくなり、周辺の猛者、修羅たちは、たちまち加齢臭を過度に放ち始めた。

うむ、感無量である。来年は是非ブルーインパルスの復活を願う次第である。