アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 415

【公判調書1425丁〜】証人=青木一夫(五十三才)・警察官(証人として出頭時は草加警察署長)

宇津弁護人=「あなたは特に一冊だけを詳しく見たらしいが、手にしたのは何冊ぐらいですか」

証人=「三冊や四冊は見ていると思いますが」

宇津弁護人=「参考人調書は大体何通ぐらい見たという記憶ですか」

証人=「参考人調書もありましたし実況見分調書の写しもありましたし・・・・・・」

宇津弁護人=「主に図面に着目して見たのですか」

証人=「はい」

宇津弁護人=「図面そのものについて検討を加えたり裏をひっくり返して見たり、詳しく調べたのではなくて、ぱらぱらと見たのは大体全部の綴りではないのですか」

証人=「いや、たくさんあるので全部は見られません」

宇津弁護人=「ざっと目を通したことは通したのですか」

証人=「いいえ、何冊でもありません」

宇津弁護人=「なぜあなたは六月頃の被疑者の調書が綴り込んである一冊だけを刻明に見たのですか」

証人=「私が証人尋問があるという通知を受けましたのが今月十五日朝であります。その日の内に本部へ参りまして、召喚状が、この図面の作成時の状況について訊きたいのだという内容でありましたので、それを主として見たわけです」

宇津弁護人=「筆圧が残っていてそれが問題になっているという程度の知識は持っていたのですか」

証人=「見る時点においては若干ありました」

宇津弁護人=「調書の謄本を見れば、末尾に謄本作成者の署名捺印があるわけですね」

証人=「はい」(続く)

*青木証人は、図面上に残された筆圧痕が裁判で問題になっているという情報を召喚状で知ったのか、他のルートも交えて知ったのか、そういった点も気になるが、いずれにせよ警察内部がこの問題で慌ただしくなっていたことは想像に難くない。

*さて、これからの季節は“おでん”を楽しみたい。大好きな大根とたまご、この二点にネタをしぼり、決してツユを沸騰させぬよう(出汁の香りが飛ぶ)仕上げていく。最後に日本酒を数滴たらし、生姜のすりおろし汁を小さじ一杯入れ完成、焼酎と共に頂く。ウムウム、極楽である。