アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 390

【公判調書1382丁〜】(前回より続く)

8.さらに、中川昇一の元居宅から本件死体発見現場まで見分した。中川昇一の元居宅と椎名稔方との境界線の西からさらに西方の農道(巾一.八〇米)まで直線にして一三.七〇米あり、同地点から概ね南方の死体現場まで実測するに一八七.八〇米であった。(別添略図第三図の通り)

(略図第三図)

三、被害品。別紙、被害上申書のとおり。

四、天候。本実況見分当時は、両日とも晴れ。

五、その他。本実況見分を明確にするため見取図三枚及び当署鑑識係司法巡査三沢弘をして撮影せしめた写真十七葉を添付した。(続く)

*上記、五の「見取図と写真十七枚」は、老生のもとにある狭山事件裁判資料には見当たらない。従って推測であるが、東京高等検察庁に保管されていると思われる。本事件に関する証拠類が全面開示された時、それを確認できるであろう。さて、とある休日に、老生は早朝からテレパシーを受信、発信元は狭山方面であった。完全に脳がやられているなと思いながらも、まずは焼酎を一杯飲み胃袋を燃やし出動、松屋で290円の朝飯を喰いながら、人生における敗北者、または脱落者の気分を堪能し、テレパシー発信元付近に向かった。歯と歯の間に挟まった紅生姜の破片を舌先でほじくりながら、テレパシー発信地点に着くと、そこにはベンチがあった・・・。

あぁ、いいなぁ(つげ義春風)と思いつつ、我にかえると、ここは狭山市の、というか狭山事件を知る者ならば有名な、酒類販売業・佐野屋から数キロの地点にある憩いの場所であった。この風情はよろしい。狭山事件関連本をかき集め、ぜひこのベンチで読み耽りたい。緊張感・恐怖感が増し充実したひと時を送れそうだ。