アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

挑戦状[東北弁版]

ストズズダバアズガルベナ。ゼンコズーオグ(10億)ドツンカイシャッキロアズメロヤ。ゼンコドツン(現金と金塊)は、スロ(白)がアァボレのレエトバンさエレデ、アスタゴゴゴズマデサ(明日の午後五時までに)フズエブツォーのタガヅギのエのメエさオゲヤ。クルマッコサハ、ホグセツサクワスウ、ケエシャノウンテンスダゲノッテロヤ。レンラグダバフズエのエさスル。コノゴドオセデエノ、トルスィギサギのズンコウのステンチョオド、ケエシャのウンテンスド金子ドフズエダゲダ。ケサヅサスラセダラ、ストズズバカナラズコロスベナ。ケサヅサモ、ケシャサモ、電電コシャサモナガマエル。ギャグタンズすてもスグワガッペヤ。フズエのエど、ケェシャ、ミハテルド。かんさいのツヅドタガヅギのツヅド、メモヨオスド、カグモノモデ。ゼンコやツン、クルマサスカゲスンナ。メエグもムセンもイラネガラナ。ウンテンスサケイズツカッタラバサッサドワガルガラナ。デンワモサッサドヤレヤ、シャベラネエデカゲ。ゼンコモラッタラバ、ヨグスラベデ、アドデストズズケエス。ゼンコハフレエサヅデヨゴセ。トリヒギハスネ。ユゴドダゲキゲヤ(ケエズンニズウイヅメンソ)。私が尊敬する、とある犯罪グループが発信した文章があり、それは関西弁で記述されていた。この方言(一説では標準語)は私も大好きであるが、しかし、もしこの挑戦状が東北弁で書かれていた場合、果たして意思の疎通は可能であるのか?かねてから疑問に思っていた。そこで犯罪グループから発信された文章の一つを東北弁に変換してみた。(ここで言う東北弁とは、私が十八歳まで生まれ育った岩手県奥州市での、両親、親戚、友人などに囲まれた環境において身に付いた東北弁を指す。種々雑多な人間関係が生まれ、深く付き合うと互いの方言が合体と研削を経て、どっちつかずな方言を生み出す。したがって上記の変換文は、学説等の解釈からすれば東北弁からは程遠いところにあるかも分からぬが、まぎれもなく私が田舎でしゃべっていた言葉を使用した。) しかしながら、この変換文は無駄が一切省かれた文章(そもそも原文の出来が良い)であるのに、分かりづらい。冒頭の「ストズズダバ」からしてLED-ZEP好きならば「移民の歌」のバスドラムパターンかと勘違いし、長髪の頭を振り出すだろう。この文章を受け取った企業、警察、マスコミは解読に一週間は持って行かれ、送った側も、標準語で書かないという社会不適合ぶりが仇となり、事件そのものが不成立に繋がるだろう。久しぶりに故郷の方言を思い出した。喋っている時は気が付かぬが、文字で表わすとほぼ暗号と見間違う。  日本の諜報部員が東北弁を採用する日は近いのかも知れない。