アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

馬齢を重ねて。

晩の食材でも拾いに行くかと、アジトから入間川に向かう。私は肉体労働者であるが、低賃金ゆえ収入のほとんどが、家賃と光熱費、食費等で消える。僅かな残金で古本を買う慎ましい日々を過ごす。やがて迎えるであろうホームレス生活に耐える為、徐々にではあるが、野原から食材を調達する訓練に励んでいる。        

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オッ。早速キノコを発見する。習志野第一空挺レンジャー隊員に、先を越される前に調達せねばとにじり寄るが、付近に犬のクソが散乱し異臭を放っていたのであっけなく食材調達は断念し場所を移動する。途中でさっきの犬のクソはトリュフじゃねえか?と疑念が湧くが、着いた草むらで興味深い植物をみつける。        

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「アソコ、アソコ」。指示を出す右側の男は幽体離脱した私の分身である。彼の指さす辺りに接近すると、   

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こっ、これは!アレじゃね?豹のごとく身を伏せた私は、関東麻薬取締局の職員が見張っていないか回りを注視する。近くの土手に老犬を連れた老人がおり、ニヤニヤこちらを見ていた。警戒を解いだ私は再度、大麻似の草に視線を移す。「ぺッ!違うじゃねえか」。   ネットで自生大麻の記事を読んだ記憶があるが、大概は北海道での話で、それを入間川沿いに期待した私は救いようがないアホであった。中々深い時間を過ごせたので帰るとする。帰途、やはりあれはトリュフだと思い出し、拾って帰ることにする。