アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 188

「(二)ローマ時代…紀元前一世紀頃のローマは共和制の崩壊が始まり、野心的な武将が陰謀を凝らしていた時代である。シーザー(Caesar)の暗殺されたのは紀元前四十四年であるが、シーザーの腹心であったアントニウス(Antonius)はその遺言状と国庫金を手中に収め、シーザーの暗殺者達を次々に虐殺して、遂に第二の三頭政治オクタビアヌス(Octavianus後のアウグスッス)、及びレピドス(Lepidus)と共に行なった。アントニウスは後にクレオパトラ(Cleopatra)に溺れ遂に自殺したが、彼は公文書や土地、財産の権利書などの偽造や偽筆の名人であり、それによって膨大な富や権利を得たという。アントニウスが手に入れたというシーザーの遺言書なども、真偽のほどは神のみ知るというものである。当時の唯一の理想主義的な政治家で、名文家であったキケロ(Cicero)もアントニウスの陰謀にたまりかねて、有名な雄弁をもってアントニウスを糾弾しているが、その中にアントニウスキケロの手紙を偽造したことについて次の言葉を残している。『私が書いたというこの手紙を基にしてあなたは私を非難し告発しようとしておられますが、もし私がこの手紙を書いたことは金輪際ないと申し上げたなら、あなたは何を証拠に私が書いたと強弁なさるのでしょうか。あなたの造詣の筆蹟によってでしょうか』と。キケロはこのような事情からついに自殺する羽目に追い込まれてしまったのである。コロセウムやティトゥス( 注:1 )の凱旋門を作り、名君の誉れ高かったローマの皇帝ティトゥス(Titus 三九〜八一)も自他共に許す文書偽造・偽筆の大家であった」(引用は続く)                                                       

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玉茜(たまあかね)というさつま芋が原料らしいが、湯で割った際の香りは格別である。私は、赤芋・紫芋・玉茜、これらが原料の焼酎をブレンドし、配合する割合による味・香りの変化を調べ上げ、自分だけのオリジナルブレンドを確立したい。