○月○日
現金輸送車を尾行中に発見した車両。昔のサンバーではないか!尾行は中止し、素早く近づき手で撫でる。
おおっ!カッコイイッ!私はクチビルサンバーより、コッチが好みなんだ。舌舐めずりしつつ怪しく移動。
いやらしい目で背後から見つめる。ズボンのチャックを全開にし、このサンバーをレストアする妄想にふける。とりあえず形が残っているのはポイント高い。まずユニックでアジトに運びカーベキューにセット、各部の検証後にレストア計画を練ろう。ニヤケ顔でハァハァ肩で息をしていると、PTAの腕章を付けた主婦たちが、私にスマホを向けているのに気付く。もう一人はどこかに連絡している。私は目をそらし素早く立ち去った。