アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 436

【公判調書1453丁〜】証人=遠藤 三(六十七才)・元警察官

被告人=「そのちょっと前に、長谷部さんが二枚の紙を重ねて一ヶ所を切って中田○○(被害者名)さんの中田という字の形にしたことは覚えているでしょう」

証人=「あるいはあったかも知れません。ないとは言えません」

被告人=「それから、三人説を言ってから、証人が、一人は入曽の方にいる、もう一人は入間川の方にいると言ったら、鉛筆を立ててどっちに倒れれば入曽の人はどこにいるかということは分かるんだからやって見ろ、と言ってやって見たことがあるでしょう。入曽の早川を中心に鉛筆を立てて北入曽、入曽の駅、当時橋本やあちゃんというところ、その四ヶ所書いて、その中心に早川という魚屋、入曽の十字路、そこに遠藤さんが鉛筆を立てて倒れた方に犯人がいるんだからやって見ろと言ってやって見たことがあるでしょう。遠藤さんが直接丸を書いて私の手で倒させたんだね。おれはわざと入曽の駅の方に倒した、こっちに犯人がいるんだなって」

証人=「そういうことは私自身はやったことはないですがね。私はとにかく調べの時にそういう芸当をやったことはないですがね、誰にも」

被告人=「調室は、いつも調べていた部屋以外にはないと証言しましたが、雷が鳴ったとき、かなり雨が降って畳を上げちゃってそこでは出来ないために、弁護士の面会室を使ったことは覚えていませんか。十八日に狭山警察署から川越署分室に移されてすぐに」

証人=「覚えておりません」

被告人=「私が地図を書いているときに一メートル四方以上ある大きい地図を示したことがあるでしょう」

証人=「記憶ありません」

被告人=「私が佐野屋へ身代金を取りに行って逃げる際、町田忠治の方に逃げたと言ったら、そうではない、石田豚屋の方へ犬も行ったし足跡も付いていたと言って、こっちに逃げたという足跡の付いた地図を示したのではありませんか。だけど私は頑張っちゃって町田忠治の方に逃げたと言ったのですけれども、どうしても犬もそっちへ行ったというし、それは青木さんもいましたが長谷部さんが言ったと思います。地図を示したときは遠藤さんも居たです。そういう地図を見せたことがあるのではありませんか」

証人=「ありません。私は地図を見せたということは絶対にありません。その席においても記憶ありません」

被告人=「地図を見せなければ私がどこへ逃げたかという道順も分からないわけでしょう。仮に警察の言いなりにそっちへ逃げたと言うと、今度は私の家に帰る道がないので町田忠治の方に逃げたと頑張ったわけです。そうしたら町田忠治の土管の下におまわりが二人居たんだから間違いなく石田豚屋の方へ逃げたと何度も言われたのですが、こういうことだって地図を見せられないと分からないわけですね」

証人=「とにかく地図を見せたことはないです」(次回に続く)

石川一雄被告人の指摘は的確であり、また、事件の捜査において、無駄がなく漏れがなくさらに効率などを考慮すると、地図等を使用することは合理的であると思われるのだが・・・。

(ここからは一昨日、11月27日・日曜日の記録となる)

競馬に対し絶縁状を叩きつけ、己はひょっとすると競艇向きかもと戸田へ向かうが、途中の大宮で旨い立ち食いソバでも喰うかと下車、途端に焦げる臭いに包まれる。大火事である。そして目当てのソバ屋は営業自粛していた・・・。気を取り直し埼京線に飛び乗り、いざ戸田へ!

戸田場外にて江戸川のレース舟券を購入。

第7レースに人生を賭けるが、なんとか当たる。着順3-1-5。3連複1.3.5が当たり、配当=240円×2=480円となる。・・・・・・トホホ。

これが惜しかったのだな。3連単が。いずれにせよ公営ギャンブルとは非常に危険な、人生崩壊を幇助する営みと思われ、鉄の意思を持って挑まねばならない。鉄の意思、すなわち遊戯対象に対し即座に絶縁出来る精神、これ無くして公営ギャンブル場の敷居を跨いではなるまい。

ところで、未練がましく11月26日の東京競馬第9レースのハズレ馬券を穴の空くほど見ていたところ奇跡が起こる。三連複3-7-9が的中しているではないか。これが配当2.670円となり、累計では赤字だがJRAに対し一矢を報いることが出来た。