アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 419

【公判調書1429丁〜】証人=青木一夫(五十三才)・警察官(証人として出頭時は草加警察署長)

被告人=「黒いゴム板の件についてですが、どうしても思い出してもらいたいですね。六月二十七日の日に雷が鳴って弁護士と会う部屋へ行ったことがありましたが」

証人=「日にちの点については記憶ありませんけれども取調べの部屋を移したことはあります」

被告人=「そのときに証人が、向こうには書く下敷きがないからゴム板を持って行って書いた方がいいじゃないかと言って、黒いゴム板を持って行ったのではありませんか。いつも書いている机も一緒に持って行ったです」

証人=「雨が降って調室を変えた記憶はありますが、畳の部屋の折には座机を使っていた様に思いますし・・・・・・」

裁判長=「弁護士と面会する部屋というのは畳敷きなのですか」

証人=「床はコンクリートだと思います」

裁判長=「雨の降っている日にその部屋に行って調べたことがあるのですね」

証人=「はい。ですからその折には座机は使わないと思います」

裁判長=「そこに移るときに下敷きがないからといってゴム板を持って行ったことがあるではないかというのだが、どうです」

証人=「そういう細かいことになると記憶がありません」

裁判長=「弁護士との面会室はコンクリートのたたきになっているわけですね」

証人=「そうだったと思います」

裁判長=「そこにテーブルがあったのですか」

証人=「あそこで調書を作ったのですから、ありました」

裁判長=「そこへ下敷きを持って行った記憶はありませんか」

証人=「持って行ったかも知れませんが、記憶ありません」

裁判長=「参考人の調書に付いている図面にも同じ様な筆圧痕があるのではないかと言いましたね」

証人=「はい」

裁判長=「その調書というのは証人自身が調べた参考人の調書ですか」

証人=「いいえ」

裁判長=「誰かほかの係が調べたのですか」

証人=「ええ」

裁判長=「誰ですか」

証人=「記憶はありません」

裁判長=「とにかく、石川の事件の捜査に当たった県警本部の警察官か狭山警察署の警察官ですね」

証人=「どちらか覚えがありません」

裁判長=「警察官であることは間違いありませんか」

証人=「はい」

裁判長=「検察官ではないですね」

証人=「はい」

以下余白

*証人=青木一夫に対する尋問は以上である。今後再び召喚されるかどうかは調書を読み進めなければ分からない。

某河川敷に住む、白いマフラー柄の猫。暖かそうだ。