アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 395

【公判調書1398丁〜】(前回より続く)

二、祭主である大野進治等からの話によると、「今年の五月一日の祭礼には、例年開催していた“いばやし”も催さないで、ただ流行歌などのレコードをスピーカーで流しただけであった。参詣者は養蚕農家の四十才以上のおかみさんが多く、次におばあさん、おじいさんの順である。参詣者の内、お礼を受けて帰った者が五百二十五名であった。約ニ、三割の参詣者がお礼を受けなかったので、当日の参詣者の合計は七百名乃至八百名であった。従って神社及びその付近の道路は参詣者のため混雑する様なことはなかった。神社脇の道路をオートバイや自転車で通行するにも普通の速度で通過できる状況であった」とのことである。

三、神社及びその付近の状況を明らかにするため写真を添付した。

*引用した写真は調書に添付されたものではなく、事件後に撮影されたものと思われる。「無実の獄25年狭山事件写真集・部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部編・解放出版社」より転載。文中にある“いばやし”とは“居囃子”のことであろう。