アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 235

事実取調請求書・請求する証拠の番号=10。弁護側は、『素人ではない荒縄の結び方、新たな手がかり』という見出しの記事を掲載した新聞を証拠請求している。記事には「竹内狭山署長は、五月七日午前十一時からの記者会見で “ 被害者を縛っていた荒縄や細引は、素人には出来ない特殊な結び方をしている “」「死体発見現場付近の山林三ヶ所から新たに牛乳ビン、コモなど六、七点を発見、指紋その他を調べている」とある。となると、特に竹内狭山署長の発言は石川一雄被告人が公判廷で供述した「手拭いやタオルの結び方は取調べ官から教えられたが、自分の日頃の結び方とは違っていた」旨供述をいみじくも補強しており、よって弁護側が下した、冒頭の見出し記事を掲載した昭和三十八年五月七日付読売新聞夕刊四版十一面を証拠請求した判断は正しい。さらにこの夕刊には、より証拠請求せねばならない重要な情報が載っていた。石川一雄被告人の身が潔白につながるであろう、その記事とは、『科学研で調べていた玄二さんの血液は七日、B IMN型とわかり、被害者の死体から検出した犯人の血液とほぼ一致した』である。当然のことながらこの記事も証拠請求に含まれている。                                               

この写真は、すでにブログにて掲載済みなのだが、再び載せようと思う。左側の猫の表情が私を悲しませるのだ。撮影時、私はエサを用意し器に移していたが、その間、ジッと見つめて来るのであった。たかだか一食のメシに対し、熱い視線を送るこの猫を飼ってやりたいが、低収入ゆえ断念し「ごめんな」と声をかけ、家路についたことを思い出す。