アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 182

(前回から続く。今回の引用に限り、引用文の一部の表記を変更する。これは、原文では『比』という漢字を通常の字と太字とで区別、表記し説明されているが、私の能力の低さから、キーボードでの、この通常の字と太字の切り替え方法に手こずり、原文通りに打ち込めない事態となったためである。私の場合、原始人がスマホを持ったようなものであり、この文明の利器に対しては、その使用方法においてたびたび壁にぶつかっている始末である。さて、表記の変更を説明すると原文での『比』の太字表記を『比(太)』と変更する。『比』以外の文字でも太字表記の場合、(太)を付け加える)                                                                                         
「以下、『R1比分布模様』を『R1比』と区別するために、物理学の記法を借りて『R1比(太)』と太字で書き、これによって『比』ではなく『比の分布』であることを示す。時には物理学にならって『R1比(太』を、その人の個性の『R1表示』といい、これによってその人の個性が『完全に』表現されきっていない場合(恐らく、ほとんどがそうであろうが)を『不完全展開』と呼ぶ。同様に、例えばある人の書いた『天』の第三、四画のはさむ角と、その人の書いた沢山の『天』の、この角についての分布とを、前者を単に『角』、後者を『角(太)』と太書きすることによって区別する。筆蹟鑑定における判別因子(外延)とは、まさにこの比(太)、角(太)に他ならないのである。第一図のbは、ある人“ 乙 ”についてのR1比(太)(“甲 ”と同じ条件で作った)の例である。この場合 a 、b 両方の比に共通部がない。このことを、判別因子R1比(太)は、甲と乙について『完全な分極性を示している』という。

f:id:alcoholicman:20220316130339j:plain

(第一図)                                                                      

f:id:alcoholicman:20220316130750j:plain

(第二図)                                                                              「第二図の a、b の棒グラフは、第一図と同じ資料を、今度は第三、四画の挟む角Qについて角度順に分類し、角度を横軸にとり、個々の角度区域に属する『天』字の個数相互の比を百分率として棒の高さで表したもので、再び a は甲の、b は乙のものであるとする(以下『天』の第三、四画の挟む角をR2角と略記する)。図を観察するとR2角は、甲乙二人による二つの『天』字集団の判別因子とした場合、その重なりから見て、分極性が不完全で、判別の効率が悪いことを知る」

f:id:alcoholicman:20220316144008j:plain

(第三図・第四図)

「第三図と第四図は、以後の説明の便宜のため、第一図と第二図をそれぞれ曲線分布で再現したものである。ただし、この場合、曲線は横に裾を長く引いていて、そのために第三図においては、もはや完全な分極性を示してはいないが。実はこれには意味があって、次に述べるように、この方が正しいのである。例えば第一図によると、甲は『天』の第一、二画の長さの比が1.1から1.6までの間のもの以外は、絶対に書かないかに見えるが、これは絶対に書かないとは言い切れないという方が推計学的に正しいからであって、第一図の棒グラフから第三図の曲線に移す推計学の公式からも当然こうなるのである。第二図と第四図の関についても同じことが言えるのである。これを完全分極不能の原理という。まえに、照合資料(照合文書)の判別因子が完全な分極性を示さない限り、これによって被検資料(被検文書)の帰属を『断定』してはいけない事を述べたが、筆蹟鑑定に『断定』はあり得ない事は、この完全分極不能の原理に立脚するのである」・・・・。   冒頭で述べた、私独自の表記の変更ゆえ、何を書いてるか全然分からなくなった。佐々木信雄氏による基礎理論そのものが割と難解なところへ、私が無謀な変更方を用いた事が原因である。ちなみに、キーボードによる太字表示の方法が判明し実行してみるも、その後に打ち込む字が全て太字になってしまい、私が望んでいる「ある特定の字のみ、太字に変換」というゴールに、遂に到達することは無かった・・・。