アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 160

(前回より続く) 「筆跡鑑定の法廷での扱われ方には、その後多くの変遷があった。裁判は陪審制度であったが、陪審員の中には文盲も多い。そのため、筆跡鑑定には裁判官が独自の立場で必要を認めると、鑑定人に鑑定を命じたという時期もあった。鑑定人は資格を与えられなくては法廷で鑑定することが出来なかった。一八世紀までは限られた範囲、例えば署名が真正であることを証明する、といったことだけに筆跡鑑定が用いられている。一九世紀に入っても、筆跡鑑定を裁判に用いるべきではないという判事も多く、また、民事で、署名の真正を証明する場合にだけ用いてよい、という意見の判事もあった。結局一八五四年に民事にだけ筆跡鑑定を採用することになり、続いて一八六五年には刑事事件にまで筆跡鑑定の採用が拡張された。裁判所側自体が、かなり積極的に筆跡鑑定に対して意見を持っていたのがイギリスの特徴である」(続く)            

f:id:alcoholicman:20220224193259j:plain

( 道端で拾った屑野菜が三つ星料理に昇華するほど、この調味料は優れている。賞味切れの豆腐、得体の知れぬ肉片を加えれば豪勢な晩餐となろう)