アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 148

引き続き戸谷報告を引用。戸谷富之鑑定人 : 「4.日本における裁判での筆跡鑑定の系譜について。日本における裁判での筆跡鑑定の系譜というのは"筆跡鑑定と裁判 1 "七十四頁以下で森長英三郎が利用されているのに一番端的に出ておりますが、日本では豊臣秀吉の時代から祐筆家とか古筆家というのができて、徳川時代までずっとそういう家柄があったわけで、そういう家が代々文書鑑定をしていたようであります。明治の初期も大体古筆家が必要な筆跡鑑定はしていたそうであります。その後明治二十三年頃、東大の坪井博士によって古文書学が日本に導入されたのでありますが、これは日本の歴史を研究する方法としてどうしても必要だということで古文書学が導入されたわけで、古文書学というのは一部分に筆跡鑑定的なものを含んでおります」・・・氏による報告はいよいよ"筆跡鑑定の系譜"へと進む。いわゆる狭山事件関連本では全く触れられない領域であり、公判調書に接触出来た私は今、幸せを噛み締めている。                                                                

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( 西武線・第二ガード付近で見かけた標識。なんとも味わい深い風合いに私は感銘を受けた。遠くからパトカーのサイレンが聞こえ、その音は近づいてきた。私は足早に立ち去った)