アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 119

公判調書869丁。第十七回公判調書(手続)。続き870丁第十七回公判調書(供述)。証人: 高村巌、職業: 文書鑑定科学研究所長。早稲田大文学部中退、同大学法学部入学、昭和十七年卒業。昭和四年から昭和二十三年まで警視庁鑑識課勤務。その後、国警本部(現在の警視庁)に科学捜査研究所(現在の科学警察研究所)が出来、同研究所新設、文書鑑定課課長として昭和三十三年三月まで勤務。その後独立、文書鑑定科学研究所設立、現在に至る。文書鑑定科学研究所での鑑定内容: 筆跡、印影、文書の手代識別、墨の炭素の変化状態、インクの経過年数等々の鑑定。所員二名。裁判長は高村 巌鑑定人に鑑定命令を出す。内容は、本件脅迫状と、石川被告から被害者の父に向け書かれた手紙(詫び状)、石川被告から内田裁判長宛の手紙、以上三通の書面の筆跡が同一人のものかどうか、である。ここでの注意点は高村 巌氏の経歴である。ほぼ警察畑を歩んでいることから、果たして組織によるバイアスをはね退け鑑定出来るのか疑問である。                         
f:id:alcoholicman:20220111160602j:plain