アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 117

公判調書854丁より証言するのは石川一雄被告の母、石川リイさん(六十一才)。問うのは宇津弁護人。ここではまず、石川一雄被告が逮捕される少し前、自宅脇で友人とキャッチボールをしていたところへ、石田一義(養豚業)が会いに来た状況がリイ証人より語られる。リイ証人は、キャッチボールを中断しお勝手に水を飲みに来た一雄被告に、今来た人は誰で何をしに来たか聞くと、それは石田一義であり、弟のことを黙ってくれと言った、と一雄被告が答えたという。弟のことを黙ってくれとは、一体なんだったのだろうか。残念ながら調書ではこれ以上深追いされず問答は進行してゆく。次に宇津弁護人は関源三巡査部長が石川宅に上がったかどうかを尋ねる。宇津弁護人:「あなたがお風呂場から、六造さんの部屋に起こしに行ったときには、関さんはおうちの中に入ってましたか」リイ証人:「入ってました」宇津弁護人:「おうちの中のどこに」リイ証人:「障子をあけて、すぐの所にいました」宇津弁護人:「障子というと」リイ証人:「お風呂場のガラス戸あけて」宇津弁護人:「板の間に立ってたんでしょう」リイ証人:「板の間に立ってました」       前回までの六造証人の証言とリイ証人の証言は合致し関源三巡査部長が石川宅へ立ち入った事は間違いないと思われる。                                                                     

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