アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 47

事件発生後、石川被告には三人の弁護士がついた。中田弁護士、石田弁護士、橋本弁護士である。狭山警察署で連日取り調べを受けていた石川被告のもとへ上記の三名とは違う男が現れた。年齢四十過ぎ、黒い眼鏡をかけた男は弁護士だと名乗り署内で石川被告と面会している。会話の内容は「被害者を殺したか」「目撃者がいる」などで、約二十分ほどで消えた。三人の弁護士とは別の弁護士。実に奇妙であるがこの男の正体は追求されないままである。そしてこの時期、さらに面白い人物が登場する。何と狭山市長と名乗る男である。背が高く年齢五十歳ぐらい眼鏡着用の男は石川被告と面会、やはり偽弁護士と同様の質問をし、帰り際には「家の者によろしく言っておいてやる」と捨てゼリフを残し消えた。ちなみに二人の奇妙な男たちと石川被告の面会には狭山署の斉藤刑事が案内役で登場するが、署内で取調べ中の被告に来客者を会わせることに問題はなかったのか。しかし実際に面会したと石川被告は述べている以上は、斉藤刑事に事情を聞くことで明らかにでき、職業柄、身分証明書等による本人確認が得意なはずであるこの斉藤刑事も、当然この奇妙な二人の身元を確認済みであろう。であるならば弁護側は斉藤刑事を証人申請したのかどうか、本物の狭山市長には、狭山署を訪ねた事実があるか確認をとったのか、公判調書上にそれが認められるか、以上を記憶に留めて読み進めたい。                                                                                                      

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