アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

狭山の黒い闇に触れる 46

昭和三十八年六月二十日頃、石川被告は犯行自白を余儀なくされる。その過程を見ると長谷部捜査課長、遠藤刑事及び眼鏡をかけた人物により「言えば十年ぐらいで出してやる」との甘言にほだされ、なおかつ被告自身の見聞として、近所の人が車を盗み八年の刑をくらっていると、ならば俺は十年ぐらいならいいと踏み、虚偽の自白へと歩み始めた。ここには、被告の兄が怪しいとの捜査員による揺さぶりが含まれ、石川被告は、一家の大黒柱である兄を失った場合の家族を心配し、見事に警察の目論見通り犯人として取り込まれていく様が見て取れる。中田弁護人「普通の人の考えでは、警察の人が十年で出してやると言われてもね、人を殺したということを自白する以上はね、そう簡単に信用できないと思われるのだがね」対して石川被告は「俺はそういうことはわからなかったから、かまわず十年で出してくれるならいいと思ったです。で、お父ちゃんにもお母ちゃんにも会わしてくれないからね、十年で出してくれるなら真面目になろうと思ったです。で、何回も念を押したんですけれどもね」と述べ、取り調べの際、脅されたかの問いには「十年で出してくれればどうなってもいいと思ったわけです。だから何回も頼んだわけですね、間違いないですかと。で、殺しもしないことを言ったわけです」と述べた。この時点で、石川被告がこれに携わった警察官を名指しで述べているが、法廷ではこの三名の警察官をどう取り扱っているか、記憶に留めておきたいと思う。さて、最近よく寄る某公園にて狭山事件資料に目を通し始めたところ、待っていたかの如く木枯らしが吹き、  

f:id:alcoholicman:20211104130327j:plain来た!突如現れた圧力団体。恐怖で私は金縛りに。      

f:id:alcoholicman:20211104140035j:plain執拗に威圧行為を繰り返す。「それ以上事件に触れるな」と言わんばかりだ。私が目を逸らしていると・・

f:id:alcoholicman:20211104142529j:plain( 猫かどうかも怪しいが ) ついに大声を上げ始めた。この人相は前科者に多い相であり、網走帰りの過去を持つかもしれない。圧力に屈した私は涙目で公園を後にしつつ、この圧力猫を「狭山の黒い闇猫」と名付けた。闇猫・・・。