アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

闇稼業に備える 24

事件が起き、その証拠物を押収する場合、証拠保全の為、まず捜査員が、証拠品が発見された状態を確認するのが定石ではないのか、というごく簡単な質問に対し証人が質問を理解できていない。したがって弁護人が証人に噛んで含めるように聞き直す場面がある。   

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(証人の職業は警察官である。地方公務員ですな)            

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弁護人に対する証人の答えは、「被告の自供によって被告の家族が捜し出したことが、一番正確だと私は感じた。」である。この証人は何を考えているのだ?   常識として、被告の自供により警察の捜査員が捜索を行い、被告の家族等はその立会人というポジションではないのか。家宅捜策で訪れながら、捜索は家族が行うとは職務放棄も甚だしい。家族が捜し出す様子を捜査員たちはお茶でも飲んで眺めるとでも言うのだろうか・・・。それにしてもこの狭山事件公判における、法廷での問答に多々見られる、問いと答えが噛み合わぬやり取りに私は悩まされる。裁判官、検察、弁護士らは理路整然とした発言であるが、問題は、法廷に呼ばれた証人らの言語理解度の低さにある。が、これについてはいずれまた触れることにしよう。