アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

闇稼業に備える 4

私のエサ場(せどり場所)の一つに「一冊十円。一人五冊まで」という夢のような場所がある。ただし棚に並ぶ古本の傾向がまったく掴めず、すると気になって頻繁に訪れる結果となり、しまいには一日に二度訪問し「棚に動きが無い」と勝手に激昂、憤慨して「二度と来るものか!」と啖呵を切り家路につくこと数回、無駄に疲れることから週一回のペースで出向くことに決めた。   「平常心を保つ」がモットーの私がここまで心を乱された原因は、このエサ場で割と当たりを引いていたからだ。たとえばこのような本が十円である。

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私の趣味ではないが・・・。                             

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ふむふむ。ところでこのエサ場には「一冊十円、一人五冊まで」という決まりがある。そこで私はまず開店と同時に突入し、買える古本が五冊以上ある場合、速やかに規定の五冊を購入しその場を離脱、閉店間際に再度訪れ、残りを買うという非常に姑息、狡猾、しみったれた行動をとる。心身ともに地に堕ちた代償として入手した古本を前に、それが予想以上の相場価格と判明したとき、私はこれ以上ないほどの卑しい卑屈な笑いを浮かべるのであった。あぁ、いやだいやだ。